コントラバスのポジションを覚えよう!はじめまして3の指。より高い音域を弾くために知っておきたい左手の形。第6ポジション。

明日のためのレッスンノート(vol.23)

こんにちは!コントラバス奏者の井口信之輔です。

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って毎週更新している『明日のためのレッスンノート』

コントラバスの運指表に基づいた12のポジションも、残すはあと3つとなりました。

今週から、これまで覚えてきた左手の形とは少し違った押え方を覚えていきます。

慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、左手の基礎を学んだ頃を思い出し練習を重ねていってください。

まず、先週覚えた第5と第6の中間ポジションを復習したい人はこちら↓

コントラバスのポジションを覚えよう!これまで覚えてきた左手の形で押さえる最後のポジション。第5と第6の中間ポジション。

明日のためのレッスンノートでは、毎週ポジションを1つずつクリアしていくことを目標とし、全部で12のポジションをマスターしていきます。

今週は、また音の階段をひとつ登って新しいポジション『第6のポジション』へと進みます。

ポジションを順番に覚え、知識として頭に入れ、練習を重ねて、より良いバスを弾けるようになってくださいね。

第23回明日のためのレッスンノート、今週も今日よりもちょっと良い明日に向けて、レッスンノートを開いていきましょう!

コントラバスの12のポジション〜第6ポジションとは?

コントラバスの運指表に基づいた12のポジション。

今回マスターするポジションは第6ポジション

と呼ばれています。

まずは、第6ポジションの音列を覚えていきましょう。

  • まめ知識

D、A、E各線の音列はG、D、A各線の第3ポジションと同じです。

吹奏楽作品で主に使用するのはG線(たまにD線)で、A線とE線はほとんど使用することはありません。

  • G線(ソ)…→ファ(ミ♯)→ソ♭(ファ♯)→ソ(ファx)
  • D線(レ)…ド(シ♯)→レ♭(ド♯)→レ(ドx)
  • A線(ラ)…ソ(ファx)→ラ♭(ソ♯)→ラ(ソx)
  • E線(ミ)…レ(ドx)→ミ♭(レ♯)→ミ(レx)

※ xはダブルシャープとしています。

第6ポジション

この楽譜をプリントしたい人はこちら!

はじめて登場!小指の補助として使われていた3の指

これまで、コントラバスの弦を押さえるためには1.2.4の指を使い、3は小指の補助として使われると解説をしてきました。

これまでの形(ハーフポジション〜第5と第6の中間ポジション)

  • 1の指(人差し指)は1本で押さえるから1
  • 2の指(中指)は2本で押さえるから2
  • 4の指(小指)は4本で押さえるから4(3の指は小指の補助として使う)

そして、キツネの手遊びをイメージしたように親指は1の指と2の指の間にくるようにセットし、ギターのフレットを左手で作ることが大切でした。

ポジションが進むにつれ隣り合った音の幅が狭くなり、第5ポジション〜第5と第6の中間ポジション辺りになると、親指の向かいには1の指が来るようになり、弦を押さえる指はほとんど密着するようになりました。

すべての基礎となるハーフポジションから追ってみると、少しづつ弦を押さえる左手の形が少しづつ変化していることに気がつくでしょう。

そして、ここまでの音域は一般的にローポジションと呼ばれています。

これからの左手の形(第6ポジション〜)

これまでの左手の形で第6ポジションの音を弾いてみると、少し押さえにくいことに気がつくと思います。特に小指でG線のソ(G)を押さえるのは大変ではないでしょうか?

そのため、第6ポジションからは、親指の位置もこれまでとは違いネックの付け根、または側面に位置するようになり、これまで小指の補助として使って薬指(3の指)を使っていきます。

手が小さい人は、親指がネックの側面に位置しても大丈夫です。

楽器の大きさ、肩(楽器の側面)の張り具合によっても親指の位置は多少変わるので、どの辺りにセットすると押さえやすいかを研究してみよう!

弦に対して横に押さえてきた左手は斜めに押さえることになり、これまで離れないように注意していた2(中指)と3(薬指)はここで離れ離れになります。

はじめは、この2と3の指がなかなか離れませんが、練習を重ねて各指が独立できるようにしましょう。

これからの音域、3の指を使う左手の形は一般的にハイポジションと呼ばれています。

※G線のオクターヴ上のG(ソ)の音より上をハイポジションと称することもあります。

慣れるまでが大変だけど、指先を寝かさないよに気をつけよう!

1-2-3の指の形を作り始めた頃は、うまく押さえられず指の先が寝てしまうことがあります。

左手の形を覚え始めたとき、少しづつ弦を押さえる力がついてきたように、1-2-3の形も少しづつ指先が固くなり押さえられるようになってきます。

また、爪が長すぎると弦が押さえられないので適度な長さに切っておくと良いでしょう。

爪が割れてしまうこともあるので注意が必要です。

ポジションを覚える流れはこれまでと同じ!

ポジションの覚え方はこれまでと同じです。

各弦での音の並びを確実に覚えていき、全長スケールの楽譜を使ってあなたが弾けるポジションのスケールを見つけて積極的に取り組んでいってください。

おわりに

明日のためのレッスンノート、今週はコントラバスの運指表に基づいた12のポジションより『第6ポジション』の解説をしてきました。

この時期に、来年度に向かって基礎を固めていくことはとても大切です。

学年がひとつ上がる前に、コントラバスの運指表に基づいた12のポジションを一緒に覚えていきましょう。

次回『明日のためのレッスンノート』は第6と第7の中間ポジションへと進んでいきます。

これまでとは違う指の形に少し戸惑うこともありますが、すべては日々の積み重ねです。

無理をせず、自分のペースでコツコツと取り組んでいってください。

また、来週も一緒に頑張っていきましょう!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。