活動記録

合奏研究員としての任期を終え、昭和音楽大学での仕事を終えました。退職の報告とこれからのこと。

こんにちは。

コントラバス奏者の井口信之輔です。

今年度をもって、昭和音楽大学 合奏研究員としての任期を終え、退職することになりました。

昭和音楽大学には、オーディションがあった2013年の4月から5年間お世話になり、オーケストラや吹奏楽の授業で学生たちと一緒に演奏し、授業のサポートをしてきました。

ときにパート分奏をまとめることもあり、本当に良い経験を積むことができました。

大学での最後の業務の日は、まさかの大雪(汗)

授業開始10分で帰宅指示が出て、即帰宅。

なので、研究員のみんなとやコントラバスセクションのみんなとも名残惜しむ時間もなかったのですが、お世話になった先生や学生たちに挨拶もできずに終わってしまったので、こうしてブログを書いています。

5年間めっちゃ楽しかったです

大学を卒業してから「自分はオーケストラでの演奏には向いてないな」って思う時期があって、一時期完全にオーケストラから気持ちが冷めていたのですが、昭和音大に通い始めてからオーケストラが大好きになりました。

思うと、中だるみしていた時期もありましたが、自分が学生のときを振り返って「学生のうちに◯◯すればよかった」って思ったことはやってきたつもり。

オーケストラの授業は、数ヶ月という長い期間を使って曲を練習するので「合奏はこうやって進めていけば良いのか」って思ってると、吹奏楽指導やアマチュアオーケストラのトレーナーとしての現場で役に立ちました。

他にも、吹奏楽コンクールの課題曲合奏クリニックのDVD撮影に参加したり、学生と飲みに行ったりと、とても充実した時間を過ごすことができました。

最後は、研究員の仲間が今年度いっぱいで退職するメンバーに向けて送別会を開いてくれたり

https://twitter.com/igu_shin/status/976093121636265985

一緒にオケで弾いてきたコントラバスセクションでお疲れ会をしたり

https://twitter.com/igu_shin/status/976465124729868288

やっぱりオケは経験不足で足を引っ張ってしまったり、至らぬところもたくさんありましたが、あっという間に感じるのは充実していたんだと思うし、終わっちゃうのは寂しいです。

昭和音大マジで最高でした!

5年間でいろいろ変わったこと

5年間というと大学生活より長いのに驚きです。

はじめは早朝と夜にアルバイトを掛け持ちしていたこと。

2度コンクールを受けて玉砕したこと。

はじめて自分が指揮する高校吹奏楽部と出会い、去ったこと。

先行投資で車買っちゃったこと。

祖母が認知症になって将来のことを本気で考えたこと。

本当にあっという間でしたが、いろいろな変化もありました。

これからのこと

昭和音楽大学は3月31日付で退職になります(で、いいんだよね?)

4月からも、引き続きフリーランスの音楽家として活動していくので、大学に行かなくなる他に大きな変化はありません。

 

SNSで吹奏楽関連の発信が多いからか、指導者になりたいの?プレイヤーになりたいの?

最終的にはどうしたいの?

とよく聞かれますが、指導者、プレイヤーなどの線引きはしてません。

  • フリーランスである以上、好きと得意を掛け合わして自分の手札を増やすこと
  • その手札を必要としてくれているところに届けること

これが軸なのかと思います。

白いノートに大きな円を描いて、その円の内側を四方八方に引き伸ばしていくイメージ。

 

とてつもないスピードで変化していく今の時代の流れを追っていくのが精一杯ですが、今自分が一番良いと思うことをやっていきます。

去年はたくさんアウトプットしてきたので、今年は超インプット。

多くの方々に支えられて励まされて、大学卒業当初の目標だった30歳まで音楽人生を歩んできて、振り返ってみると自分は足りないところだらけでマジでびっくりなのですが、今一番経験を積みたいオーケストラをしっかりと勉強していこうと思っています。

さいごに

昭和音大は、学食がとっても美味しかったです。

茶色い入れ物に入ったお茶と、自動で出てくるお茶、どちらが美味しいのかの飲み比べもしましたが、どっちが美味しかったか忘れてしまいました。

学校を出たすぐ目の前に家系ラーメンがあるため、帰りにラーメンの誘惑に打ち勝つ力がつきました。

新百合ケ丘はサイゼリヤができたら最高です。

 

そうじゃなくて。

昭和音楽大学は、とっても良い環境でたくさんの学びがありました。

5年間お世話になった先生方、研究員の皆さん、学生の皆さん、本当にありがとうございました!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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