弦楽器のリズムが合わなかった時「ロウソクを消すような息の使い、そんなイメージで」と言ったらピタッと揃った体験談。

これまで、レッスンの多くが吹奏楽部でしたが、今年は部活動や市民楽団まで弦楽合奏にご縁があるので、吹奏楽指導で培ったノウハウをいろいろと実験しています。

先日、弦楽器を指導していた時、どうしても符点のリズムが揃わない場所がありました。

なぜ揃わないかを考えてみる

なぜ揃わないかを考えてみると、いろんなことが思い浮かびます。

  1. 弾き始めた瞬間、弓の毛が弦を捉えてるか
  2. 弓を弦の上に置いて、音を出す準備ができてるか
  3. 出したい音に対する弓の場所、使う部分は弾く位置は適切か
  4. 弓のスピードはどうか
  5. 16分音符を捉えられているか
  6. ボウイングはセクションで合っているか

弦楽器は弓の使い方から音のスピード感やテンポを視覚的にキャッチできるので、吹奏楽指導をしているときよりも、どこに原因があるかを発見しやすいように思いました。

時間があれば

  • 今、どんな状態で
  • どこに原因があって
  • それをどう改善していけば良いか

練習方法なんかを交えながらお話ししていくのも良いと考えていますが、限られた時間の中で進めていくので、いつもとは違うアプローチをしてみようと思い、息使いの話をしてみました。

「ロウソク」を消すイメージで息を吹いてみる

人差し指を目の前に立てて、それがロウソクです。

このロウソクの火に、自分が思想としている音をイメージしながら符点のリズムで息を吹きかけて消してみてください。

よくわからなかったら、参考音源をイメージしてもOK。

その息の早さを、弓の使い方にたとえて音を出してみましょう。

これをやってみたら、ピタっと揃いました。

吹奏楽指導の現場で、弓の使い方の話をしていたので、弦楽合奏の指導の現場で吹奏楽をイメージした息の話をしたら繋がった。

これは、とても面白い実験でした。

おわりに

はじめに書いたように、今年は弦楽器を指導する機会がいくつかあるので、これまで吹奏楽指導の現場で得てきたノウハウをどんどん活用してみたいと思います。

吹奏楽指導でやるようなリズムトレーニングやハーモニー練習を弦楽器セクションの練習で取り入れたら、どんな効果が生まれるのか。

実際に、コントラバスのレッスンでは3度ずつ音を重ねていく音階練習で、セクション内の音程や音色が揃ってきたことを感じたので、もう少し研究を進めて弦楽器のパート指導、オーケストラの弦分奏などに活かしていきたいです。

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。