仕事でもなんでも「好き」という感情が距離を一気に縮めてくれる

僕は仕事でもプライベートでも、行く先々の場所をあまり遠いと感じない。

でも、近くのポストに何か書類を投函しに行ったり、事務作業中に必要なものが足りなくなって徒歩5分のコンビニへ買い物に行くとなれば、それはもう果てしない道のりだ。

「え!井口さん千葉から来たんですか!?」と驚かれる場所を近いと感じ、徒歩5分圏内の場所に重い腰を上げて向かう。

この違いは何かと考えてみたら「その場所」がどれだけ好きかによる違いだった。

「好き」という感情が距離感を一気に縮めてくれるのだ。

その場所で小さな「好き」や「楽しみ」を探す

行く先々で小さな「好き」や「楽しみ」を見つけることで好きな場所になってくるから移動時間が短く感じるようになる。

好きを指す対象は何でもいい。

一緒に演奏する人たちが持つ「音楽性」だったり、その場で生まれる「音楽」そのものが好き。

その場所にいる「人」や「雰囲気」、そこで形成される「コミュニティ」が好きだっていい。

僕は、その場所にいる「人」に会うのが楽しみで、そこで形成されるコミュニティが好きであることが多い。

「好き」という感情と体感時間

その場所がどれだけ好きかで移動中の体感時間は変わる。

そう感じ始めたのは、自分が初めて吹奏楽指導者として関わった学校に行き始めてから。

この学校は平塚にあった。

家から電車とバスを乗り継いて片道で2時間以上かかる。

でも、吹奏楽指導の仕事に関わりたいと思っていた当時の自分にとっては、移動時間よりも10人いるかいないかの部員と音楽を作ること、そこで経験できるものの方が大きかった。

最近では、千葉から湘南台に通っていたり、川崎市内の学校を回っていたり、神奈川県にある市民バンドを指導していたりするけど、行く先々にある小さな「好き」や「楽しみ」がグッと距離を縮めてくれる。

おわりに

仕事に「好き」とか「楽しい」というワードを結びつけるのは最近の流行りだけれど、しっかりと向き合わなくちゃいけない数字があるのを忘れてはいけない。

そのための第一歩で何ができるか考えてみたら「わざわざ来てもらって申し訳ない」と言われるんじゃなくて「遠くからでも来てもらいたい」という存在になること、そうした価値を提供できることに辿り着いた。

これは、ノーマルカードとレアカードの話にに似てるのかな。

自分のスキルと得意分野、熱中できることを掛け合わせて「レアカード化」させること。

ここまで書いたので、自分は何をレアカード化できるか、もう一度向き合ってみることにします。

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。