これからはじまる吹奏楽コンクールに向けたレッスンを、コンクールのためだけのレッスンにしないために考えていること。

吹奏楽部のレッスンへ行ったら教室がクーラーで涼しくなっていた今日、外に出たときの温度差に夏を感じました。

まだ5月ですが、各方面から吹奏楽コンクールの話題が聞こえてきくるようになり、今年も夏が始まるんだなと思うよう時期。

僕は毎年、思いついたアイディアをどんどんトライして吹奏楽コンクールに向けたレッスンを、コンクールのためだけのレッスンにしないためには何をすれば良いかと考えてきました。

今年は、部活動ガイドラインによる活動時間の大きな変化には「練習の効率化」が大切だと声を上げてきたので、限られた時間でレッスンの復習もできるように、レッスン後のフィードバックに力を入れてみることにします。

スマホ一つで手軽に送るメモ

まず、レッスン中にメモを取ることから始めました。

レッスンの内容をプロの音楽家という視点でメモして、そのメモをそのまま送る。

今まではメールで長い文章を打っていましたが、メモを写真に撮ってスマホで送るので、こちらもとても楽です。

生徒もメモを取っていることが多いので、それぞれの視点で書いたメモを見比べることもできます。

文章を打つより写真の方がお互い楽だと思い、去年から少しずつ画像にコメント入れたり試行錯誤していましたが、今のところいいこと尽くしです。

以前は自分が何を伝えたか、忘れないようにレッスンノート

以前はレッスンノートを作って、各学校のレッスンごとに何を伝えたのかを書いていました。

忘れてしまっていた期間もありましたが、何かを書いておくことで「えーっと、前回何やったっけ?」ではなくて「この前のあの曲どう?」と、間が空いても気持ちは前回の続きからレッスンをはじめられます。

これ、受ける側に取がどう感じるかはわかりませんが、自分の体験談として、お世話になっている整形外科の先生が「その後、調子はどう?」と聞いてくれることで、前回の診察から今日までの怪我の回復過程をすぐに思い出すことができたので、ここにヒントがあると思いました。

今年は起きた問題から原因、解決策を導き出したレッスンメモ

今年はノートをメモ帳として利用し、またメモの取り方を工夫して

  • ノートの左側に伝えたこと、良かったこと、上手くいかなかったこと
  • 右側には左側に書いたことの具体的な内容、思い当たる原因や解決策、仮説

を書くようにしてみました。

こうして書くことによって、問題→原因と解決策が一目でわかるようになりました。

これは、SHOWROOM社長の前田裕二さんの著書「メモの魔力」で紹介されていたメモの取り方を少し工夫してもので、ここ最近はこのメモ術を活用しています。

問題→原因と解決策を書いたメモを撮影して送る

ここまで書いたレッスンメモには、各ページごとに日付と学校名が書いてあるので、それをスマホで撮影して生徒や先生に直接送ります。

左側にレッスンで気づいた改善点、良かったこと。右側にその原因と解決策、他の場面で使えそうなアイディアが書いてあるので、これを練習の参考にしてくださいと伝えて終了。

原因や解決策は疑問系で書くことが多いので、メモを読み返すことで限られた時間で伝えきれなかったことを伝える、そして考えるきっかになれば嬉しいと思います。

おわりに

吹奏楽コンクールに向けてレッスンが集中する時期、いつも思っていたのはコンクールのためのレッスンにするのではなくて、夏が終わってから新年度が始まるまでの時期に役立つものを提供すること。

つまり、レッスンを実施する機会が少なくなる時期に、吹奏楽というジャンルで楽器を演奏する上で知っておきたいことを伝えて、次の世代に引き継げるまでの流れを作るサポートができたらいいなと思い、ここ数年間思いつくことをただただトライしてきました。

今年も吹奏楽コンクールに向けたレッスンが始まりますが、レッスンを通してコントラバスを弾くのが楽しくなった、昨日できなかったことが今日できた!そんな体験を積み重ねる時間を提供できたらと思います。

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って。

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。