吹奏楽指導者として年間を通し、多くの学校とお付き合いをさせていただいいる中、たまに「弓が折れてしまった」という報告を受けるとこがあります。
その中の多くが、弓ケースがなく、付属品の箱に入れていたとか弓のそのまま楽器ケースに入れていたということが原因で起きています。
弓が折れてしまえば演奏はできませんし、修理をするとなれば高額な費用がかかってしまいます。
学校に弓が余っていれば良いですが、もし1本しかないなんてなったら大変です。
過去に、コンクール前に弓が折れてしまい代わりの弓がなく、弓を貸したということもありました。無事に本番を終えられたので良かったですが、最悪演奏できないことも考えられるので、弓ケースは絶対に必要になってきます。
弓ケースは購入すると1万円前後ですが、予算が厳しくどうしても変えないというあなたに、今日は100円ショップ(ダイソー)に売られている便利グッズを紹介します。
なんと、弓ケースに代用できてしまうのです。
便利すぎる!ダイソーの「伸びーる!収納ケース」
弓ケースがない場合、先生にお願いして購入してもらえればベストですが予算の関係で厳しい場合には100円ショップでおなじみのダイソーに売られている収納ケースが役に立ちます。
コレを言うと、ほとんどの人が驚きます!
こんな感じの商品、見たことありますか?
ダイソーで見かける300円(税別)の収納ケースです。
この状態だと短いですが、伸びるタイプなのでポスターなども収納できます。
中はこんな感じで少し隙間があるので、何かクッションを入れても良さそうですね。
弓ケースがない、もしくは弓ケースをすぐに購入できない!といった時に1本あると、とても重宝します。あくまで弓ケースを購入するまでの代用品としてですが、この収納ケースに弓を入れておけば安心ですね。
危ない!弓が折れる時に考えられる場面
弓が折れてしまった時、よく耳にするのが「気づいたら折れてた」です。
演奏中に折れてしまうこともまれにあるようですが、吹奏楽部でよく考えられるのが
- 楽器運搬の時
- ケースから楽器を出したのに弓も入れていたのに気づかなかった時
だと考えています。
コントラバスをケースから出して、そのまま弓が入っているのに気がつかずどこかにケースを押し込んだり、準備室に片付けてしまった。
そういった時の衝動で折れてしまうということも考えられます。
楽器運搬や積み込みのとき、そのまま弓を楽器ケースに入れて運んだりして、折れてしまったということも実際にありました。
また、パーカッションでコントラバスの弓を使用する場合がありますが、その際もケースに入れて運ぶことをオススメします。
ぐいーんと伸ばして弓ケースにした状態はこんな感じ。
ここの学校は、テープで長さを固定していました。
おわりに
弓をそのまま楽器ケースに入れて運ぶという行為は、危険がいっぱいです。
秋はアンサンブルコンテスト、地域の演奏会などで楽器を運ぶ機会が増える時期です。
演奏会前にまさかの事態にならないように、弓の扱いにも気をつけたいところです。
ダイソーの伸びーる収納ケース。
伸ばすと簡易弓ケースに変身!
弓ケースで困っていたら、代用品として試してみてください。