先日、板橋区立文化会館にて板橋区演奏家協会による『ファミリー音楽会』が開催されました。
『ファミリー音楽会』は下町情緒あふれる板橋の街の人たちにクラシック音楽を気軽に楽しんでもらいたいと昭和63年にはじまり32年間、毎年開催されて続けてきた歴史ある演奏会。
プログラムも室内オーケストラと合唱の共演、ピアノ連弾、アンサンブル、面白オペラやソロ演奏などクラシックコンサートも聴きどころをギュッと詰め込んだ盛り沢山のプログラム。
お客さんと奏者の距離感がどこか近く感じるこの音楽会。
出演者や関係者の方々がいろいろと写真をアップしているので、その写真で振り返ってみようと思います。
室内オーケストラ×合唱団「10分de惑星」
大作曲家グスタフ・ホルストが生んだ名曲「惑星」
約60分に及ぶこの曲の聴きどころを10分でお届けしかも合唱つき。
板橋は緑と文化の輝く街。
そんなメッセージを「惑星」に載せて飾ったのが板橋オリジナルver.の「10分de惑星」でした。
ピアノリレー連弾
一人で弾くピアノを複数で弾く連弾。
その連弾をリレー形式で、まるで運動会のように次から次へと奏者が変わり聴いて楽しい見て楽しいリレー連弾。衣装も揃えて、どんな演出があったのか。
サロンオーケストラによる「スケーターズ・ワルツ」
管弦打楽器、歌にピアノとたくさんの音楽家が出演したファミリー音楽会。
楽器チームはそれぞれアンサンブルを組んでの演奏です。
ヴァイオリン・チェロ・コントラバスとピアノでお届けしたのはワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」
子供の頃にピアノで弾いた、また音楽の授業で耳にしたという人が多いこの曲は大人になってあまり演奏される機会が少ない隠れた名曲。
舞踏会や宮廷でのひとときに生演奏を届けていた「サロンオーケストラ」スタイルのアンサンブルでお楽しみいただきました。
ファミコンソフト「けっきょく南極大冒険」のBGMとしてもお馴染みのスケーターズワルツ。
心地よく優雅なワルツは室内楽にぴったりです。
グランドオペラ「ラララ・ボエーム」
オペラを身近にそして、楽しく。
イタリアの作曲家プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」をユーモアたっぷりの演出でお届けした「ラララ・ボエーム」も板橋ならではなのかもしれません。
板橋区演奏家協会では毎年「オペラ」を上演しており、今年はイタリアホストタウン・ボローニャ市友好都市交流15周年記念公演として「ラ・ボエーム」を上演します。
去年は小公女「セーラ」の世界を舞台にしたオペラを上演。
気になる方はTwitterで #板橋オペラ と検索すると過去の様子がチラッと見えるかも。
6月16日(日)17:59、板橋区演奏家協会、オペラ小公女セーラ、カーテンコール①✨ #板橋区立文化会館 #板橋区演奏家協会 #オペラ小公女セーラ pic.twitter.com/z0OiMEL2RD
— tosca0930 (@tosca0930) June 16, 2019
『ファミリー音楽会』の様子はJ:COM板橋でも放送されました
先日の音楽会の様子がJ:COM板橋でも放送されました。
他にもここでは紹介できないほどに盛り沢山の音楽会でした。
コントラバス弾いてるのが少し映った pic.twitter.com/P0CJmxoXEU
— 井口 信之輔 / コントラバス (@igu_shin) February 18, 2020
おわりに
板橋区演奏家協会では年間を通して様々な演奏会を開催しています。
次の公演は3月14日(土曜日)
第113回ライブリーコンサート
ピアノ名曲シリーズvol.3 ドラマティック ファンタジー
~ピアノソロ・連弾・二台によるコンサート~
2020年3月14日(土) 開演15時
板橋区立文化会館小ホール
第114回ライブリーコンサート
いたばし区民参加Project XVII オペラ「ラ・ボエーム」
2020年6月21日(日)開演14:00
板橋区立文化会館大ホール
『ファミリー音楽会』やオペラ公演、施設や学校へのアウトリーチ公演や若手音楽家のための新人オーディションや合格披露演奏会などなど、下町情緒あふれる板橋に縁のある音楽家たちが世代を超えてクラシック音楽を届けています。
700名を超えるお客様に足を運んでいただいた『ファミリー音楽会』
来年もどうぞお楽しみに!