コントラバスと除菌のはなし。吹奏楽部の活動再開にあたって届いた質問と回答。

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が明け、少しずつ日常が戻ってきました。

6月から部活動が再開する地域もあるようで、僕のもとにこのような質問が届きました。

「新入部員に向けた楽器体験をやるにあたり、コロナウイルスの対策で消毒をするように言われました。ウェットティッシュを使って弓のフロッシュ、楽器のネックの部分を消毒しようと思うのですが、アルコールで楽器が傷んだりしてしまわないか心配です。何か良い策はありますか?」

という質問です。

届いた質問は基本的にその日のうちに返信をしますが、この件に関しては専門的な知識がなかったので、弦楽器の製作者として仕事をしている知人に連絡を取りアドバイスを受けました。

今日の記事は部活動でコントラバスを演奏したり、楽器体験をするにあたり

  • 楽器制作に関わる知人のアドバイス
  • 僕の考え方
  • 今後参考にしようとしている情報

この3つをもとに記事を書いていきます。

アルコールは控えたほうが良し

まず、質問の

「アルコールで楽器が傷んだりしてしまわないか心配です」

というところですが、アルコール(除菌シートなど含む)を使用すると表面に塗られているニスが溶けてしまったり、変色してしまうことがあるということです。

また学校備品として置いてあるコントラバスは、指板が黒く塗られているモデルも多いです。

指板が塗られている楽器は演奏していく中で自然に指板の塗りが剥げていくことはありますが、アルコールで拭いてしまうことでも剥げてしまうので、こちらも気をつけたいところです。

楽器の除菌より演奏前の手洗いや手の除菌

楽器を消毒する、除菌するということは想像がつきませんでしたが、やはりあまりよくない影響を与えてしまうので、楽器製作に関わる知人と何が最適かと話していたところ、楽器よりも楽器を弾く人が除菌をするなどの対策をするのが一番いいよねというところに辿り着きました。

演奏する前に手を洗ったり、アルコールジェルで除菌して乾燥したらOK。

楽器はこれまで通り、演奏終了後に松脂用タオルで弦を、ボディ用のをタオルで楽器本体を拭いておしまい。

僕はこんなところで良いかなと考えています。

部活動再開に向けて参考にしたい情報

この記事を書くために情報を集めていたときに目に留まったYAMAHAのQ&A。

とても的確でわかりやすくウイルス対策のことが書かれています。

クリックするとYAMAHAのページへ飛びます。

【アコースティック弦楽器】ウイルス対策のため、アルコールなどで消毒できますか?

僕もこの情報を活動再開時の参考にしていこうかと考えています。

少しずつ、また音楽のある日常に戻るといいですね。

それでは、また。

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。