音楽家の仕事と活動面積の広げ方。

最近は自転車で走り回って川沿いでぼーっとしてるのが好きなんですが(日焼けした)そんなときに考えていたことを整理してみようと思います。

それは「活動面積を広げる」ということで、ここ数年ずっと取り組んでいることです。

具体的に何をしているかというと

  1. 足し算でスキルアップして
  2. 掛け算で横展開させること

そして活動の幅を広げ、次は自分の周りの仲間やコミュニティで仕事をシェアするということができたらいいなと思っています。

本職は何なの?

これ、よく飲み会で聞かれる質問なんですがメインの仕事って一つじゃないんですよね。

ざっくり言ってしまえば本職は「音楽」ですってことになるんだけど、僕は「本業と副業」って考えはなく、シーズンごとに受注量の差がある複数の仕事を年間通してやらせていただいてるスタイルなので複数の仕事を並行して行う「複業」をしています。

なのでメインはこれでサブはこっちっていう線引きはしていない。

ただ、演奏関係の仕事はほとんど発信していないのでレッスンがメインだと思われているように感じます。でも、何が主なのかと言われたら演奏と答えます。

大学で4年間コントラバスを勉強してきた経験が軸となっているので、まずはここがメイン。

メインの領域を「A」とする

音楽家の仕事って書き出してみると山ほどあって(明日のYouTube Liveで話すから見てね!)でもまずは、自分の専門領域であるコントラバスを軸にしてみる。

  • A領域「コントラバス」

コントラバスは仕事があるって言われるんだけど結構激戦区。オーディションやコンクール、セミナーとかにも参加してきたけどとにかく上手い人がわんさかいる。

だから、そこで受ける刺激はたまらないし圧倒される。

ここまでレッスンを受けたり演奏をしたりして足し算で積み重ねてきた体験やスキルは、少し離れた場所でも役に立つことがある。

そして、僕たちは師匠の教えを後に伝える役目があるのも忘れちゃいけない。

足し算で経験を積んだら、隣に「B」領域を作る

どうしてもメインは決めろとなると「演奏」ってなるけど、どうやら教える仕事も好きだ。

音楽を教える仕事、音楽教室の先生や部活動の講師などは演奏の仕事とは違ったスキルが求められ、音楽の裾野を広げる専門性の高い仕事。

もっと深掘りすると、子供に教える先生と、部活で教える先生、市民楽団で教える先生では求められるスキル、伝え方が全然違う。

演奏の経験を積んだら、その経験を活かして指導者としてのスキルを育てていく。

次に掛け算で「C」の領域を作る

この「A」領域と「B」領域を持っている人は結構いると思う。

で、この先が大切でこれらを掛け合わせて「C」領域を作っていく。

僕であれば

  • コントラバス奏者
  • 教えることが好き、吹奏楽が好き

といった二つの領域を掛け合わせて「コントラバス×吹奏楽」という計算式が生まれる。

そこに管楽器の息づかいを視覚的に「弓」で表現したり、ボウイングの話を交えながら吹奏楽部の合奏指導にあたる指導者という珍しい人が生まれ、「弦楽器奏者の視点から見たバンド指導」という活動テーマを付け「C」領域のポジションが生まれる。

合奏指導や楽団の指揮者は楽器の講師とはまた違ったスキルが求められてくるから、すぐに「C」領域を生み出すのは難しけど、これまでのスキルを振り返って、それぞれのスタイルで「C」領域を育てていくことが、コロナ後の世界では重要になってくると思う。

音楽家の数は変わらないけど仕事の量は激減すると仮定してみると、パイを奪い合うより希少人材になる方がいい。

未来を描く「D」領域

これまで書いてきた3つの領域を線で結ぶと「A」だけの場合は活動面積が点だったけど3点が結ばれ三角形になっているのがわかる。

ここで、次はこの三角形の面積を仲間とシェアしつつ新たな「D」領域の開拓に着手する。

僕であれば「神奈川県」という言葉が当てはまる。

もういい加減「いつまでその話してるの?」と突っ込まれそう(既に言われる)だけど、神奈川県に活動範囲を広げていくのが次の目標。

言葉で書くのは簡単だけど、活動拠点を他県に移すのって結構大変。

でも、来月には『コントラバス研究室BASSROOM』伊勢原教室が誕生しコントラバスのレッスンができる環境が整ったりする。

神奈川県の西湘地区や県央地区でコントラバスのレッスンに困ってたらどんどん協力します。

おわりに

こんな感じで、何かひとつ軸を決めて足し算でスキルを積み重ね(学生時代4年間とか)その先で経験することから「好きや得意、向き不向き」を見つけ出し点と点を線で結び、その二つを掛け合わせたスキルで新たな領域を作る。

これが、この先めちゃくちゃ大事になってくるんじゃないかなって江戸川で考えていました。


お知らせ

『令和のガチンコ音楽会議』第二回放送

6月7日(日)21:00〜21:30終了予定

前回の放送はこちらから

記念すべき第一回放送!音楽家の名刺について喋っています。

今月からコントラバスのレッスンを再開しました

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また演奏できるその日まで、日常にちょっとの楽しみを。コントラバスのオンラインレッスンを「月額制/回数自由」ではじめます。

 

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。