いよいよ夏の吹奏楽コンクールがはじまりますね。
今年もレッスンを通してたくさんの学校とお付き合いできるのを、とても楽しみにしています。
コンクールといえば各地区によって審査や表彰方法が違いますが、演奏に対して点数がつけられ金・銀・銅と3つの賞の中のどれかが贈られるスタイルが多いと思います。
この時期になると、Twitterでも吹奏楽コンクールに関する話題が尽きませんよね。
Twitterで現役の奏者たち、指導者の言葉がたくさん飛び交うのも夏の風物詩のように感じます。
そんな、吹奏楽コンクールが開幕するこの時期に、コンクールに出場する演奏者、そして部活を指導する立場の大人も、心の片隅に置いておきたい素晴らしいインタビューを見つけました。
「コンクールとは?」NHK交響楽団 篠崎史紀氏インタビュー
あおによし音楽コンクール奈良アドヴァイザーで、NHK交響楽団第1コンサートマスター篠崎史紀さんがコンクールについて語っているインタビューです。
コンクールによって、1番、2番、3番という順番がついたことが素敵だと思う人もたくさんいる。だけど、それよりもっと大事なのはそこまでいく過程に自分が何をやったかということの方が大事。
引用:篠崎史紀氏インタビューVol.2「コンクール」とは
このあと、結果なんて他人がつけているものだからあまり気にしない方がいいとも語っています。
吹奏楽部では、夏のコンクールを節目に受験モードに入るなどで部活を引退するところも多く、3年間の集大成としてコンクールがあるので、その目標として金賞受賞があるのかもしれません。
やっぱり最後は有終の美を飾りたいものですが、どんな目標を持っていてもこのインタビューで語っていることを心の片隅に置いておきたいなと思いました。
おわりに
コンクールに参加する目的・目標はバンドによって違うので、それぞれが掲げている目標に向けてベストを尽くせたらよいと思いますし、「吹奏楽コンクールは〜あるべき」というべき論を押し付けてしまうのはあまり好きではありません。
卒業して何年か経ったとき、部活で過ごした時間を振り返ったとき、その部活で楽器を弾いてた自分を好きでいてくれたら最高に嬉しいなと思ってレッスンをしているので、金賞受賞だったり自己ベスト更新だったり各学校や演奏者たちが掲げている目標に寄り添って、今年も一緒に熱い時間を過ごしていきたいと思います。