普段、こういう話はオープンな場所であまりしないのですがブログに書いてみようと思います。
演奏会にコントラバスの個人レッスンや部活動、楽団への合奏指導やレッスンができなくなった今、活動の場を完全にオンラインへ移行し、先月からオンラインレッスンを開設しました。
今後、新型コロナウイルス感染症の終息がいつになるのか、また経済活動がどのように始まっていくのかわかりませんが、オンラインレッスンはレッスンができない間の一時的なものではなく音楽を通した新しいコミュニケーションツールとして捉えています。
きっとこの先、オンラインレッスンは確実に音楽の世界で新たなポジションを築く。
偉そうに書いているけどこの流れは間違いないと思っていて、ならばコロナ終息や経済活動の再開がいつになるかを予想するよりもオンラインレッスンが描く未来を予想してみたほうがきっと面白い、そんな答えにたどり着きました。
オンラインレッスンが描く未来
オンラインレッスンを開設するにあたりまずはモニターを募集して「月額制/回数自由」で選べる二つのレッスン形式を自由に選択という少し変わったスタイルでスタートさせました。
「月額制/回数自由」にした狙いは二つあって
- 先の読めない今の状況を自分なりに分析した結果
- 過去に失敗経験とSNSでのリサーチ結果
によるもの。
「オンラインレッスン」という新しい仕事を生み出したら、次は仕事を育てていく必要があって(ここをやらないとただ掲示板に「レッスン生徒募集」の紙一枚を貼っただけで終わってしまう)今のところ、3つのステージでオンラインレッスンの未来を描いてる。
フェーズ1:月額制/回数自由(選べる二つのレッスンプラン)
コロナの影響で半強制的に働き方や生活スタイルが変わり、地域ごとに感染者数も違えば職種ごとに生活環境も変わってくるので先が読めない。
となると、なるべく制限をなくした方が良い。
また先月の半ばあたりに「オンラインレッスン」とTwitterで検索すると「オンラインレッスン 微妙」と検索候補が出てきて、接続状況や音質の問題をはじめいろいろな問題点がツイートされていたのを見ると、接続状況によってはベストなレッスンを提供できるかが未知数。
そして、既に昨年オンラインレッスンをうまく活用できなかった失敗経験があるので、今の状態で「1レッスン◯◯円」と設定しても、SNSに上がっているような声と同じような状態=微妙な状態でレッスン終了となってしまうような場合がある。
ならば「レッスンを受けられる権利(偉そうなのでチケットと命名)」を毎月販売して
短時間のレッスン×無理のない継続性(ライフスタイルに合わせて回数自由)な受講スタイル
を作る。
コロナで活動を休止せざる終えない今だからこそこうした自由な時間の使い方ができる。
となれば、まずはこのスタイルでオンラインレッスンの基盤を作る。
フェーズ2:月額制/回数自由(レッスン形式で価格設定)
ここにたどり着くのは夏が終わるあたりかと思っているけれど、まだわからない。
今は一般と学生(大学生など含む)で価格設定を分けさせていただき
- ビデオ通話を使ったオンラインレッスン
- 演奏動画や録音を送っていただきコメントをするアドバイス形式のレッスン
2つのプランを自由に選べるようにデザインしている。
でも、コロナが落ち着いて経済活動が始まると
- 職場や学校と自宅
- 仕事や学業とプライベート
と、また日常の中が少しずつ別れていくようになると思う。
そうなると、コントラバスの場合は
- レッスンを受けられる人は増える
部活動やサークルが始まるとコントラバスを弾ける人が一気に増える(コントラバスは自分の楽器持ってる、また自宅で音が出せる人の割合が少ない)
- レッスンを受けられる環境も変わってくる
中高生は学校で演奏を録音・録画したりした方が良いかもしれないし、社会人の方は自宅で楽器が弾けても仕事が始まると時間に制約が生まれてくるかもしれない。大学生はどうだろう、それから中学生はスマホNGだと録音機になるのかな?この辺は未知。
そして、僕の働き方も変わってくる(はず)
そうなると、ここで一度レッスンプランを見直す必要性を感じていて
今のところ
- ビデオ通話を使ったオンラインレッスン&演奏動画や録音を送っていただきコメントをするアドバイス形式のレッスン両方を選べるプラン(フェーズ1と同じ)
- 演奏動画や録音を送っていただきコメントをするアドバイス形式のみのプラン
で2つのプランを設定し、プランで価格設定を考える。
(月額制×回数自由、一般学生共通で前者¥5,000と後者¥3,000の予定)
既に受講してくださった方から届く「コロナ終わってからも続けて欲しい」という嬉しい声にも応えていきたいし、新しい生活様式に合わせてレッスンスタイルを変え継続していきます。
なので、こうした変更があるかもしれませんが確定したら事前にしっかりお伝えします。
フェーズ3:月額制/回数自由(使い方自由)
ここはまだ曖昧な部分で、描く「夢」の部分です。
僕の職業はコントラバス奏者ですが「弦楽器奏者の視点から見たバンド指導」というテーマで吹奏楽指導者(バンドディレクター)として活動をしたり、弦楽アンサンブルやアマチュアオーケストラの弦楽器セクションの指導、弦楽オーケストラの指揮をさせていただいたりしています。
なので、実際にはコントラバス以外の楽器の指導もやっているんですね。
技術的な指導には限界がありますが、音楽的なお話や練習方法を提案することなど、いわゆる指導者として実践していることをオンラインで提供することも可能です。
そして、オンラインレッスンで意外と好評なのが「雑談」です。
いわゆる、今更こんなこと聞きにくい(合わせ方、指揮の見方、リズム感の付け方など)って部分に耳を傾け一緒に紐解いくのですが、僕も勉強になるのでとっても楽しくお話をさせていただいています。
わからない部分は「僕もわかりません!」って言うので次回までに勉強してきます(一緒に考えましょう)
ここで、一番最初に戻るのですがオンラインレッスンが「音楽を通した新しいコミュニケーションツール」と考えると使い方だって自由で良いんじゃないかと思います。
なので、毎月レッスンを受けられる権利(チケット)を使って
- コントラバス以外の楽器のレッスン
- 1対1のリアル質問箱みたいな時間
- パート練習やセクション練習に向けた相談、練習スタイルの提案
- オンラインレッスン受講生とオンライン交流会
などいろいろなことができるのではないかと考えています。
今でもコントラバス以外の楽器受け付けてます
まだお知らせをしていませんでしたが、オンラインレッスンはコントラバス以外の楽器もOKです。
吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動で楽器を演奏している方や大学のサークル、市民楽団で楽器を演奏されている音楽愛好家の方々を対象にどの楽器でもレッスンは受け付けています。
技術的な演奏指導はできませんが、弦楽器奏者の視点から見たアドバイスや合奏指導でお話をしているような音楽的な視点からのレッスンを提供できると感じています。
興味のある方がいましたら、お気軽にお問い合わせください。
おわりに
普段はオープンな場所であまり書かないようなことを書いてきました。
オンラインレッスン、僕の場合は完全にゼロから受講生の方を募りレッスンを提供していくのでまだ始まったばかりですが、先の見えない未来に自分なりの未来を描き、頭の中の地図を頼りに今できることをやっていきたいと思います。
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