コントラバス

楽器と弓は巡り合い。弓の選定をしていて思うこと。

先日、レッスンをしている吹奏楽部の弓を選定してきました。

選定というのは、いくつかの弓の中から良い状態のものを選ぶお仕事。

弓というのは同じ価格でも一本一本全て同じ状態ではなく個体差があるので

  • 手に取ったときのフィット感
  • 音色
  • 木材の強度
  • 操作性、バランス

などが違ってきます。

なので、予算内で在庫のある弓は全て出してもらい音を出していきます。

そして、その中で一番良いと思ったものがあれば学校へ紹介するなどしています。

楽器と弓は巡り合い

「弓が欲しい」と相談を受けると必ず話をするのが、楽器と弓は巡り合いということ。

時間が許せば、予算内で複数の店舗や工房を回って試奏して検討していきますが時にいきなり「これだ!」と感じる弓に出会うこともあります。

なので、個人で弓が欲しい(特に中高生からの相談が多い)と思っている人は時間の許す限りいろいろな楽器店へ足を運び試奏してみることをおすすめします。

僕も生徒の弓を選定するときは数日かけていろいろなお店を回ります。

今回は新大久保にあるクロサワ楽器へ行ってきました。

地下1階にはコントラバスに囲まれた空間が広がっています。

もう一本弓が欲しくなった

ということで、今日は弓の選定へ行った話をしてきました。

いろいろな弓を弾いていると、自分も欲しくなりますね。

今、カーボンファイバーの弓が欲しいので良い個体があれば買おうかな?と思っています。

カーボンの弓は2万円代後半から買えるのが驚き。

耐久性が良いカーボンファイバーの弓は部活動の備品として買う弓におすすめです。

昨日は、弓の選定をして僕はポップスの松脂とコントラバスのソロ曲集を買いました。

ハイポジションを使わずいろいろなポピュラー音楽に触れることができるので、校内でソロを弾く機会なんかにもおすすめです。

興味のある方はチェックしてみてください!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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