活動記録

部員二人だからこそできること。ドルトン東京学園「弦楽アンサンブル部」創部1年目の物語。

今年の春から部活動指導員としてお世話になっている「ドルトン東京学園」で6月に創部した弦楽アンサンブル部。

今は部員二人で活動しており、週2回の活動日にはプロの音楽家の指導員がレッスンをしています。

創部1年目の今年は、3本の演奏会に出演し生徒たちは確実に腕を上げてきました。

本番前になると緊張したり、無邪気な様子を見せるも舞台に立つと堂々とした姿で演奏を披露するのがドルトンの生徒たちの魅力。

秋は初となる「学外演奏」やアートフェス(文化祭)に出演し演奏を披露してきたので、その様子を振り返ってみようと思います。

「合唱×弦の響き」で部活のコラボ

学校の隣にある「つなぐタウン調布の森」で開催された「まちびらきイベント」に出演し、ここでは合唱部とのコラボ企画でのステージをお届けしました。

弦楽アンサンブル部としては創部して2回目となる舞台。

部活動指導員や、最近チェロを始めた顧問の先生も参加し演奏を披露。

合唱部とのコラボでお届けした、今年のヒットナンバー「パプリカ」は会場がひとつに包まれたような盛り上がりを見せてくれました。

また、他にも「日本文化部」によるお茶会や、図書委員による「植本祭」といった企画も同時開催。お茶会では講師も完全オフモード。

また、図書委員の「植本祭」というのがとても素敵で、自分を変えてくれた本にメッセージを添えて誰かと交換するという企画でした。

一つ一つ丁寧なメッセージが書かれた本は誰の手に渡ったのか、僕も本を持ってくればよかったと思いました。

学内がたくさんのアートに包まれた「ART FES」

ドルトン東京学園の文化祭といえば良いのか、先月は学内がたくさんのアートに包まれた「ART FES YEAR OF 2019」が開催されました。

弦楽アンサンブル部は「秋の小さな音楽会〜アートフェス・スペシャルヴァージョン〜」ということで2公演、学内のロビーで演奏を披露しました。

ここでは、部活動指導員を務めている先生も全員集合。

そして、チェロを始めた顧問の先生も集合し、主役の部員二人と一緒になって演奏会を作ってきました。

他にも、ヴァイオリニストを目指す生徒のソロ演奏、合唱やバンド演奏、また先生がギターや歌を披露したりダンスユニットのステージや僕は見られなかったですが、剣道部による演武の披露もありました。

サックスを習っている生徒の堂々とした演奏や、英語で先生にインタビューして雑誌風にまとめた作品などなど、学内がいろいろなアートに包まれた日。

多才な生徒たちの作る世界に圧倒された1日でした。

部員二人だからこそできること

現在、部員二人で活動している弦楽アンサンブル部。

アートフェスではコントラバスの講師であるはずの僕がチェロを弾くなんて場面がありました。

これは、指導員の先生からの提案で「チェロ弾いてみたら?」の一言で始まった試み。顧問の先生や僕がいつも一人でチェロを練習している生徒にレッスンで学んだことを教えてもらい、指導員の先生も一緒にチェロカルテット(四重奏)を組んで演奏を披露するという企画が誕生しました。

「一緒に考え、一緒に作る」

顧問の先生はチェロをゼロからはじめ、僕もコントラバスからチェロに持ち替え。音楽家といっても楽器が変われば本当に何も弾けません。

まず、コントラバスとチェロでは弓の持ち方が違うのです。

なので、チェロの生徒から楽器の構え、弓の持ち方、弦を押さえる手の形と一つ一つを教わっていきます。

全くの初心者である大人二人がチェロを始め、チェロの先生に学んだことを生徒から教わる。

そして「ここから一緒に合わせてもらっていい?」と今度は一緒に練習をしたり、弦楽アンサンブル部を通して、生徒、顧問、指導員といろいろなポジションから学校に関わる人たちが一つの音楽を作っていきました。

楽譜はチェロの指導員の先生がこの日のために編曲をしてくれました。

こうして、指導員の先生方がアイディアを出し合って部員二人だからこそできる、この時期だからこそできる活動をしています。

おわりに

ドルトン東京学園「弦楽アンサンブル部」創部1年目の物語を振り返ってみると、創部というなかなか経験できない時期に生徒たちそして顧問の先生と一緒にみんなで部活を作るというとても貴重な経験をすることができました。

ヴァイオリンの生徒はとても綺麗にメロディを弾くようになり、チェロの生徒は暖かい低音でアンサンブルを支えられるようになりました。

まだまだ課題は山積みで、これから一緒に練習を重ねて成長を重ねていきたいところですが、ここまで頑張ってくれた生徒二人そして心強サポートをしてくれた顧問の先生は感謝の気持ちでいっぱいです。

アートフェスが終わった後、ラーニングコモンズという場所で集合写真を撮りました。

そこにいたのはヴァイオリンとチェロを持った二人の生徒。

来年、また再来年とこの二人の隣に並ぶ後輩たちが増え、たくさんの弦の響きに包まれる学校になったら良いなと思いつつ、また勉強を重ねながら部活動の指導にあたっていきたいと思います。

最後に「ART FES」ほんとにすごかったので興味ある方はドルトン東京学園の公式Facebookページからご覧になってください!

ブログでお借りした写真や開校1年目にした様々なことにチャレンジしている様子がたくさん発信されています。

ドルトン東京学園 公式Facebookページ

それでは、また。

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イグチシンノスケ

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。板橋区演奏家協会理事。ルロット・オーケストラ、ブラスエクシードトウキョウメンバー。

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