こんにちは。コントラバス奏者、そして吹奏楽指導者の井口信之輔です。
ご縁あってライターの仲間入りをさせていただいた
クラシック音楽コラムサイト『COSMUSICA(コスムジカ)』
にて、僕の連載コラム『世界史×吹奏楽』〜時を超えた響き〜がはじまりました。
世界史をテーマに生まれた吹奏楽作品を「おはなし」と「ききどころ」に分けて紹介しています。
吹奏楽ファンの方々はもちろん、あまり吹奏楽を聴く機会がないという人も、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
世界の歴史に残る出来事、伝説や神話をテーマに書かれた素晴らしい作品、たくさんあるんです。
「おはなし」のはじまりはいつだって、むかしむかしあるところに
昔話をするときに、ふと頭に浮かぶ言葉は「むかしむかし、あるところに」
桃から生まれた桃太郎も、おじいさんとおばあさんに大切に育てられたかぐや姫も、最後の最後に玉手箱でおじいさんになってしまった浦島太郎のお話も、物語のはじまりはいつだって「むかしむかし、あるところに」
音楽だってそう思う。
曲を聴く前に「むかしむかし、あるところに」と、その曲のおはなしをちょっと読めば、今よりちょっと曲に詳しくなって、なるほどねって曲を楽しめますよね。
世界最古の文学作品と言われているギルガメシュ叙事詩も
大航海時代に世界周航を試みたマゼランの人生も
大洪水にまつわるノアの箱舟の伝説も
スペイン、ルネサンス文学の代表作「ドン・キホーテ」のおはなしも
物語のはじまりはきっといつだって、むかしむかし、あるところに。
その曲にまつわる「おはなし」を、堅苦しくなくシンプルに書きました。
聴く人の心をぐっと掴む「ききどころ」
「おはなし」のあとは僕なりの「ききどころ」を書きました。
音楽の好みは人それぞれですが「なるほどね〜」って楽しんでいただけたら嬉しいです。
この連載の第一回で取り上げたB・アッペルモントの生み出すメロディは、ドラマチックでとても美しいです。
弦楽器の友達に、アッペルモントの作品を聴いてもらったら「吹奏楽のイメージ変わった!」
って言ってくれたこともありました。
さいごに
連載コラム『世界史×吹奏楽』〜時を超えた響き〜は、まだはじまったばかりですが、これから世界史に残る出来事をテーマに書かれた吹奏楽作品をどんどん紹介していきたいと思います。
『世界史×吹奏楽』〜時を超えた響き〜、次回の掲載は来週火曜日です。
次は、いつの時代へと行くのでしょうか。
お楽しみに。