千葉県に住むハタチ+9歳の音楽家、最近ラーメンの好みがちょっと変わったコントラバス奏者の井口信之輔です。
コントラバスパートのレッスンをする時、全調弾けるようにすることを目標に音階(スケール)練習をすることが多いのですが、複数人数がいる場合は音階を使ってハーモニーを作った練習をしていくとより効果的な練習ができると気がつきました。
楽器の基礎を練習する時間を作る
基礎合奏はバンドの基礎力を上げる目的とした練習で、基礎合奏で基礎をやっているからと曲の練習ばかりしてはもったいないと思っています。各楽器の基礎練習をする時間、作ってみよう!
コントラバスであれば右手のボウイング練習と音階練習
例えばコントラバスであれば右手のウォーミングアップとして開放弦を使ったボウイング練習をしている学校も多いと思います。多くの教則本にも書かれていますね。
音階練習と分散和音もやろうぜ!
基礎合奏とは別に、最低ここまで取り組む習慣をつけられると良いと思います。今、練習している曲、基礎合奏で使う調を選んで取り組むのもよし。
※ 基礎合奏のテキストにはフィンガリング(指使い)が書かれていないことが多いので、コントラバスの教則本を使って取り組むのが効果的です。
ここまで取り組んでいる学校は曲のレッスンをしていてもあまり音程を注意することはありません。
合奏でも役に立つスケールアンサンブル
そして、僕の経験ですが、これから解説する練習を取り入れるとよりパート内で音程や音色を揃えていくことができたり、統一したイメージを持つことができました。
スケールで遊ぼう!
練習の初めに3人もしくは2人。それ以上いる場合は3つのチームに分かれます。
そして、このブログの譜面を参考にスケールを3チームに分けて演奏してみてください。
まずは一人で、途中から二人で二声、そして三人で三声のハーモニーを作ることができます。
わかりますか?
まずは音程を、そして次はAグループの音色に寄せてみる
まずはチューナーを使っても良いので音程を合わせてみましょう。針の真ん中を目指します。
音程が揃ってきたら、最初に音を出した人(Aグループ)の人の音色のよく聴いて、その響きの中に自分の音を溶け込ませていくイメージで入ってきます。弓の使い方、弾く位置も見てみよう!
「音のイメージ」を決めて取り組んでみよう!
人数が複数いるパートはグループを入れ替えて、また色々な音のイメージを持って練習すると良いでしょう。綺麗なハーモニーが生まれた時はとても気持ちが良いですが、チューナーの針を真ん中に合わせているだけでは綺麗なハーモニーが生まれないことに気がつくでしょう。
お互いを見て、音を聴いて合わせていく練習
慣れてきたら、下記のボウイング/リズムバリエーションでも練習してみてください。
吹奏楽の曲でよく出てくるリズムやボウイングです。
スケールアンサンブルの譜面はこちら
僕がレッスンで使っている自作の教則本
吹奏楽部でコントラバスを弾くために知っておきたい、いくつかのこと
の中にある楽譜です。参考にしてみてください。
楽譜はコントラバス用ですが他の楽器でも取り組めます。
3Dバンドブックを持っている方は3番か4番のスケールでも代用できます。
いかがでしたか?
ちょっと興味を持った方、ぜひ取り組んでみてください♪