新型コロナウイルスの影響で少しずつコンサートやイベントの開催中止または延期の波が押し寄せてきたと思ったら、今日になって一気にが中止の流れがやってきました。
過去に災害で立て続けに仕事がキャンセルになって、その仕事で人集めをしていたときに「仕事がキャンセルになりました」って一人一人に謝罪と報告をするのはとても怖かったし、今回の事態は先が読めずこの先どうなるかの見通しもつかないので、コンサートやイベントの「決行・中止」に限らず「作る側の人たち」への感謝を忘れず、ある程度は世の流れに身を委ねながらこの先のことを考えていきたいと思います。
これが個人で仕事をしている人間の宿命だと思ってさっきカフェで一人会議をしていたので、そのときに考えていた「副業」について書いてみます。
音楽家と副業について考える
毎月決まった日にちに振り込まれる固定給ではなく、出演するコンサートやレッスンの依頼があった分だけ収入を得るスタイルで働いている僕らがまず考えなくてはいけないのが生活。
さっき、ざっと金額を計算してみたら既に10万円近くの収入が途絶えることがわかって、こうした状態はまだ続くと思うので、きっとこれからもっと数字は増えると思う。
でも、なってしまったものは仕方がない。
銀行へ行って必要な分を充てれば解決するかもしれないけれど、せっかくの非常事態だし一度こうしたことが起きたということは、この先また同じことが起きることも想定できる。
ならば、今回の事態をきっかけに僕らみたいな働き方をしている人たちがこの事態をどう乗り越えるか考えてみようと思うところにたどり着いた。
「在宅ワーク」でお金を稼ぐ
ニュースでは企業が出勤を停止して在宅ワークに切り替えたというニュースが出てきた。
僕らも在宅ワークでお金を稼ごうと思えば稼ぐことができる。
体験談として、過去に僕はプログラムノートや司会原稿を書くために文章能力を上げたいと思ってクラウドソーシングでライターをやっていた時期があった。
クラウドソーシングって何?
クラウドソーシングとは仕事を受けたい人と仕事を依頼したい人を繋げてくれるところ。
副業をするサラリーマンや、育児や家事の傍で在宅ワークをしている主婦、そして大学生やフリーランスなどいろいろな人が利用している。
仕事内容は幅広く、記事の執筆やアンケートに始まり、翻訳の仕事やウェブサイトのデザイン、動画制作などなどたくさんの案件がある。
クラウドソーシングの仕事は大きく分けて3つ
- タスク型
すぐに取り組めるけれど得られる報酬は少ない
- プロジェクト型やコンペテイション型
複数の人がその案件に対する自身の提案をして採用されて仕事が始める
と分かれており、まずは「タスク型」の仕事で小遣い稼ぎをするのが良いかもしれない。
音楽家であればチラシ作成や音楽制作案件もあるので、演奏会のチラシデザインを得意とする人やアレンジができる人はこうしたところで自分のスキルが役に立つかもしれない。
クラウドソーシングで生活をするとなると、相当の時間と量をこなす必要があるけれど「副業」としてこうした稼ぎ方を知るということだけでも十分だ。
売り上げから引かれる手数料や、振り込まれる時期もチェックしておくと良い。
実際に活用したことのあるクラウドソーシングサービス
文章スキルを上げたいと思って登録していたサイト。クラウドソーシングといえばランサーズというくらいに利用者も多く案件も多い。
ランサーズと並ぶクラウドソーシングサービスの大手。
一時期、ランサーズと合わせてライターの仕事をしていました。口コミや行ったことのある施設の体験談などそうした記事を執筆していたところ。
一番最初に始めたクラウドソーシングの仕事がここ。とにかく文章が上手くなりたいの一心でライターに応募していろいろな記事を書いていました。案件の数は時期によってかなり変動あり。
「単発のアルバイト」でお金を稼ぐ
単発のアルバイトは1日だけの仕事から数日にわたる仕事まで幅広くあって、すぐにお金を受け取ることのできる案件もあるので、知識として知っておいた方が良い働き方。
住んでる地域によっても募集している仕事の内容が変わってきて、僕の住んでる千葉県船橋市は海沿いにたくさんの倉庫や工場があるので、そうした場所でも仕事が多い。
倉庫でのピッキング作業、海外から届いた荷物をコンテナから積み下ろしたり、ペットボトルを箱に詰める作業、食品工場でケーキを作ったり、引越し作業やモデルルームのプラカード持ちなど、学生の頃からまだ音楽だけで生活ができないときに派遣のアルバイトにはお世話になった。
こうした仕事を探してたのはショットワークスというサイト。
僕がよくお世話になったのは
- 1日だけ
- 面接なし
- 日払い
だった。
そうなると、仕事内容は限られてくるけど困ったときにはとてもありがたい。
今だと不要な外出は感染の危険性があるからそこを考えて、こうした働き方も調べてみると良いかもしれない。
お金を稼ぐことだけが「副業」じゃない
「副業」というと副収入といった印象が強いけど、それ以外のメリットも多くある。
音楽以外の仕事に手をつけることで得られるスキルは音楽活動に繋がるし、本業では味わえない経験をすることができる。
僕がライターにこだわったのはここで、文章力を上げるには実戦あるのみと考えてド初心者の頃から書けるものを書き続けてきた。
また「副業」についての知識を増やしてこうした事態に対応する力を身につけることもできる。
世間で「副業解禁」がニュースになったときに出版された「複業のトリセツ」という本は時代の変化から副業の種類やについて詳しく書かれているからこれを気に一冊持っておくと良いかもしれない。
おわりに
政府の方針発表を経て各方面からの連絡を受け、そこから感じたことを殴り書きのように書いてきました。
この非常事態をどう乗り越えるかなんて人の数だけ考え方があるけれど、まずは自分の周りを整える。
そう思ったときに、こんなことを考えてました。
いろいろな人たちが大切に育ててきたコンサートやイベントを畳むときの思いは当事者になってみないとわからないし、この非常事態の中で生活に直結する連絡を待つ側の人間としては、コンサートの決行・中止に関わらず「苦渋のそして勇気ある決断をありがとうございました」という思いと「事態が終息したらまたやりましょう」以外の言葉が見つかりません。
なので、またその時が来たらお会いしましょう!