オンラインでの活動を充実させたかったら「オフラインから何を転用できるか?」を考える。

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、よこはま月曜吹奏楽団指揮者の井口信之輔です。

オンラインコミュニティ「コントラバス研究室BASSROOM」の運営をしたり、オンラインでもレッスンをしたりしています。

先週はホールを借りての撮影や久しぶりに人が集まっての会議などがありましたが、また今週は仕事や打ち合わせを含めた活動がオンラインへと移っています。

この先は、こうしてオンラインとオフラインを行き来しそうな気がします。

とはいえ、今後オンラインでの活動というのは必須になってくるので僕もオンラインでの活動を充実させるには何をすべきかということをいつも考えています。

オンラインでの活動を充実させるために

僕のオンラインでの活動は公式LINE「コントラバス研究室BASSROOM」の運営とオンラインレッスンが軸となり、SNSでの発信や大学同期のやっているYouTubeラジオなどがあります。

こうした活動の中でオフラインでできることもあれば、オンラインだからこそできることもあります。例えば公式LINEのコミュニテやSNSでの発信はオンラインならではだし、レッスンはオフラインでもできる。むしろオフラインのレッスンをやりたいという人は多いはず。

なので、ここではレッスンを例に出して書いていこうと思います。

ひたすら分解する

オンラインでレッスンをするときに多くの人が気にするのは「音」に関する部分で、リアルで感じていた楽器の音や響き、また同じ楽器でも弾く人による音色の違いなんかはオンラインで感じることは難しい。

だから、オンラインレッスンをやろうとすると「音」の限界にぶち当たることが多い。

そうなると、オンラインレッスンというものに対しネガティブはイメージを持ってしまうけど、少し視点を変えてみると「音」以外の部分にオンラインにも転用できるものがあり、コロナで自粛生活をせざる終えなくなった今、とても価値のあるものになったものがあったりもする。

会話からのレッスン

リアルの場でのレッスンは楽器を弾く時間が多く、その中で先生がアドバイスをする生徒と先生の会話の時間が生まれる。

これが逆だと「ほとんど喋って終わっちゃった」ってことになる。

でも、オンラインではコロナ禍の自粛期間もあって会話の価値がめちゃくちゃ上がってる。

「会話」の価値を抽象化するとこうなる。

  1. 会話をするのは楽しい
  2. 誰かと喋ることで自粛生活のストレスを和らげてくれる
  3. オンラインレッスンでは音楽やコントラバスという「共通言語」で盛り上がれる
  4. 話が盛り上がると「笑い」が生まれ、人は笑顔になる
  5. 自粛期間そして、コロナ禍において笑うという行為はとて大切だと思う
  6. そして、楽器を弾くということも日常生活の楽しみになる

そして生きた音を交わすクラシック音楽の世界で、オンライン上で音を交わすことに重きを置くのは少し厳しい。

となると、リアルの場では

  • 演奏からの会話

だったのがオンラインでは

  • 会話からの演奏

となる(二つのバランスは毎回変わってくる)

会話を大切に、そこからヒントを得て提案する

楽器のレッスンというと「技術や奏法、音楽を教わる」ことに視点が入ってしまいがちだけど、それ以外のところにも多く価値があることに気づく。

とくにオンラインでは「会話」の価値がグンと上がるので、お話をする中でしっかりとヒアリングをして、何を提案すれば良いか考えて、たどり着いた答えに音楽を添えて提供する。

こう考えてみると、オンラインレッスンってとても可能性のある仕事に思う。

オンラインレッスンを初めて4ヶ月。

まだまだ改善の余地がたくさんあるので、回数を重ねていく中でより良い時間を提供できるように研究をしていきたいと思います。


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ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。