明日のためのレッスンノート

吹奏楽コンクールに向けて習慣化させたい『基礎練習シリーズvol.1』コントラバスの音づくり

コントラバス奏者、指揮者、吹奏楽指導者の井口信之輔です。

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願ってというテーマを掲げ、全国の吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動でコントラバスを弾く中高生に向けて書きはじめたレッスンブログ。

このメッセージを届けたいのは、これまで多くの相談がSNSに届いた

  • パートは自分一人だけ
  • 周りにコントラバスを教えてくれる人がいない

という地域で音楽活動をしている中高生。

レッスンブログのタイトルは、今日よりもちょっと良い明日を迎えることが上達への近道だと思い『明日のためのレッスンノート』と名づけました。

ちょっと良い明日というのは、新しい知識を仕入れて迎える翌日のこと。

その知識を持って練習に励み、試行錯誤していく過程で人は成長していきます。

パートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいなくても、インターネットを通じて一緒に練習してみませんか?

吹奏楽という言葉が多く出てきますが、オーケストラ部や弦楽合奏、ギターマンドリンなどコントラバスが編成に入っている音楽系部活動の人に向けても伝えていきたいというのが僕の思い。

アンサンブルを楽しむ中でコントラバスを弾くために知っておきたい基礎・基本を書いていくので、一緒に勉強していきましょう。

今日のお話はコントラバスの音づくり。

はじめてレッスンに行く学校、各地の講習会で必ず最初に話すことを書いていきます。

一緒に学ぼう!学校にあるコントラバスの教則本を使って練習

中学高校の吹奏楽部を指導する中で耳にするのが教則本の使い方がわからないという声。

せっかくコントラバスの教則本を手にしても、使い方がわからなければもったいないですよね。

僕は中学生の頃に朝練コントラバス、高校生の頃にHIYAMAノートを買いましたがどれだけ丁寧に解説が書かれていても、自分一人ではわからないことがたくさんありました。

なので、今回のレッスンノートは学校にあるコントラバスの教則本を使っても一緒に練習できるように解説をしていこうと思います。

もし、手元に教則本があるけど使い方がわからないという人がいたら、ぜひレッスンノートを参考に一緒に勉強していきましょう!質問や相談も受け付けています。

各教則本はこのページを開いてみよう

世代を超えて愛される教則本:朝練コントラバス【新版】/永島義男

朝練コントラバスを使って練習している人は12〜13ページを参考に
※解説は朝練コントラバス【新版】を参考にしています

わかりやすく、一番おすすめ!:入門者のためのコントラバス教本/鷲見精一

入門者のためのコントラバス教本を使って練習している人は20〜21ページを参考に

界でもっと知られている教則本:シマンドル&HIYAMAノート

シマンドルの教則本は6〜7ページ、HIYAMAノートは18〜19ページを参考に

練習を進めてみてください。

これらのコントラバスの教則本を使って練習している人は、教則本に書かれていることを第一に考え、レッスンノートからヒントを得て練習していくのがおすすめです。

教則本の使い方がわからないという人は、参考にしてください。

コントラバスの音づくり

コントラバスの音づくりは開放弦を使ったボウイング練習からはじまります。

開放弦って何?

まず、開放弦とは何かを考えていきます。

開放弦とは

指で押さえていない状態の弦のこと

弦楽器の音作りは何も押さえていない状態の弦を弓で擦ることからはじまり、弓を使うという動作ボウイング(運弓法)は弦楽器を弾く上で最も重要なテクニックとなります。

今回のレッスンでは、開放弦を使ったボウイング練習を解説していきます。

右手の練習をする際のチェックポイント

今回はメトロノームを60にセットして練習していきます。

初心者のレッスンでは、毎回練習をする前に以下の3つをチェックすることを話しています。

弓の持ち方は大丈夫か

弓と弦は垂直になっているか

弓先が下がっていないか

音を出す前、つまり弓を弦の上に置いたところでチェックする習慣をつけます。

右手の構えや動きは自分の視界に入らないことが多いので、窓や鏡に映る自分の演奏している姿を見ながらチェックすることも効果的。

確認をして「大丈夫だ!」と思ったら音を出してみましょう。

弓の元から先まで使ってまずは元気よく弾くこと。

これが良い音を作るはじめの一歩です。

次は、レッスンノートの楽譜を使って音を出していきましょう。

開放弦を弾いてみよう!

テンポを60に設定したメトロノームと合わせてまずはD線(2番線)から弾いてみます。

4拍で弓を全部使って弓の元から先へと運びます。

そしたら次は弓の先から元へと運び、これを繰り返す。

覚えよう!ダウンとアップの意味

弓元から弓先へ運ぶことをダウン

弓先から弓元へ運ぶことをアップ

と言い、楽譜には記号で書いていくので覚えておきます。

開放弦の練習のチェックポイント

そして押さえておきたいのが開放弦の練習をするときのチェックポイント。

弓元から弓先までのスピードは均一になっていますか?

中高生から届く質問で、ボウイング練習の途中で音程が変わってしまうということがあります。

実際に見てみないと具体的なアドバイスはできませんが、思い当たる原因の一つとして、弾いている途中で弓のスピードが変わってしまうということが考えられます。

その場合、弓の真ん中に付箋を貼って弓のスピードが均等になっているかを確認したり、チューナーの針を大きく動かさないようゆみをコントロールするなどの練習が効果的です。

そして何より大切なのは自分の音を聴くこと。

耳を済ませて音を聴き

  • 音が凸凹していないか
  • 途中で弱くなったりしていない

演奏しながらどんな音が鳴っているかを考えていきましょう。

D線を弾いたら次は他の弦、4本の弦それぞれで練習していくことがはじめの一歩です。

今週のまとめ

今回はコントラバスの音づくりを解説してきました。

まずはD線からはじまり各弦での練習を終えたら、次回のレッスンノートでは応用編として二分音符や四分音符で練習し、知識として音色と音量を決めるために大切な三要素と弦楽器の音作りを頭に入れていくことを解説していきます。

チューニングをしたら、まず開放弦のボウイング練習からはじめてください。

おわりに

明日のためのレッスンノートはコントラバスという楽器を手にしたけれど、パートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいないという環境で練習に励んでいる人たちに向けて書いています。

教則本版『明日のためのレッスンノート』も全ページ無料公開しているので、ぜひお役立てください。

それでは、また!

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明日のためのレッスンノートはコントラバスを弾いているけどパートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいないという環境で練習に励んでいる人たちに向けて書いています。

ダウンロード、プリントは自由。

  • 部活動や自宅での練習
  • 吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動を指導をする上での資料

など、いろいろな場面でお役に立てると確信しています。

どうぞお役立てください!

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って、コントラバスの教則本を執筆しました。全ページ公開、ダウンロード自由。

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イグチシンノスケ

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。板橋区演奏家協会理事。ルロット・オーケストラ、ブラスエクシードトウキョウメンバー。

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