コントラバス奏者、吹奏楽指導者、そして指揮者の井口信之輔です。
コントラバス奏者としての活動を軸に、その経験を指導者としての活動に還元し昨年は中学高校40校、アマチュアオーケストラ、吹奏楽団7団体の音楽指導に関わってきました。
去年は吹奏楽の分野では広く知られている基礎合奏をアマチュアオーケストラで取り入れるという試みをしていました。
弦楽器にとってはクロイツェルやセビシックを全員でやるようなもので
- 個々の演奏レベルが上がった
- 譜読みが早くなった
- 音を聴く耳が育った
というような声がありました。
実際、平均律と純正律の違いや合っていない響きなどを体験しながら進めていくので耳を育てる良い機会になります。
今年はさらに基礎合奏の時間を充実させるべく教材研究に励んでいます。
オーケストラの分野では弦楽器セクションの右手のテクニックを鍛えるにもとても効果的な基礎合奏。
となると、吹奏楽の分野では管楽器の息は目に見えないけど弦楽器の弓使いは視覚的に捉えられるってところに基礎合奏をより充実したものにできるヒントがあるんじゃないかと考えています。
トレジャリー・オブ・スケールを使った基礎合奏
僕が音楽監督を務める初心者と子どものためのオーケストラpìccoloではトレジャリー・オブ・スケールという教材を使った基礎合奏をはじめました。
合奏の様子もYouTubeにアップしているのでぜひ覗いてみてください。