今、メンタル心理カウンセラーの資格取得を目指して勉強をしています。
これまで多くの中学高校吹奏楽部でコントラバスのレッスンをしてくる中で、演奏指導だけでなくメンタル面のサポートを頼まれたり、また本人が望んでいない楽器移動でコントラバスを弾くことになった中高生の話を聞いたり、吹奏楽部の顧問の先生から部活動運営、合奏指導の悩みを聞かせていただく機会がありました。
そうした中、自分のこれまでのキャリア、経験からどんな手を打つのが良いのか自分なりに出せる解決案を提案してきましたが、自分を頼ってきてくれる人たちの悩みにより専門的で広い知識を持って寄り添いたいと思い、去年の緊急事態宣言が発令された秋から勉強を始め今に至ります。
そして、カウンセラーの勉強を始めてみると音楽指導に繋がる、転用できることがたくさんあるということに気が付きました。
カウンセリングもレッスンも共同作業
僕は吹奏楽、音楽指導者としての指導方針に教える、教わるではなく一緒に考え、提案するというものがあります。
一方的に「こうする」や「ああする」と指示を出していくのではなく、どうすれば今より良くなるか?を一緒に考え解決に向かう道筋をいくつか提案してみる。
そうすることで
- 自分で考える力が身につく
- 問題を前にしたとき、解決方法に気が付く
という力が育ってくると思っています。
カウンセリングの勉強をしていると、カウンセリングはオーダーメイドであって一人ひとり違う人格を持った人の悩みに寄り添っていくため解決方法は人それぞれであってマニュアルはないと書いてありました。
なので、すべで個別に解決策を考えていくんですね。
音楽指導であれば、自分の中でいくつかの指導マニュアルは持っていますが最終的にはそのマニュアルをベースに一人ひとりに合った練習方法や考え方を提案していくので、勉強をしている中で「あ、これは音楽指導も同じだな」と感じることがありました。
音楽指導の経験が、カウンセリングに生きるときも
教える、教わるではなく一緒に考え、提案するという指導スタイルは共同作業そのもので、もしかしたら今後カウンセリングの面で誰かのサポートをするときにも音楽指導での経験が生きてくるかもしれません。
まだ、ざっくりとしたイメージしかありませんがメンタル心理カウンセラーの資格を持った音楽指導者・吹奏楽指導者としてレッスンに関わり、楽器を演奏する上でのメンタルサポート、趣味で楽器をやっているのに楽しめないという人、そして自身の大きなコンプレックスであり今はなんとかうまく付き合っている吃音を持っている人の悩みに寄り添っていきたい。
そんなことを考えています。