コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
ということで、ちょうど去年の今頃だったでしょうかメンタル心理カウンセラーの資格取得に向けて勉強をはじめました。
きっかけは、人の相談を聞くことが多くなったこと、そして吹奏楽指導者として吹奏楽部の指導をする中で、部活動運営、生徒指導、音楽作りなどについて悩まれている顧問の先生とお話しする機会が増えたことでした。
これまでは、自分の体験談や考え方を軸にそうしたお話を聞いては自分が思うアドバイスをしていましたが、もうちょっと専門的な知識を身につけたいなと思い勉強をはじめました。
心理学の勉強は面白い
まず、心理学の勉強をはじめて思ったのが、とにかく面白いということ。
シンプルですが、面白いんです。
なんでだろう?と考えると、どうやら音楽指導、つまりレッスンにつながるようなことがたくさん書かれていました。
レッスンというか、レッスンを通して生徒さん、学校と良い関係を作っていくために大切なことに近いと言えば良いかもしれません。
勉強を進めていく中で「あぁ、これも音楽指導に繋がるぞ」と感じるところが多々ありました。
コロナ禍のダメージと忙しさで勉強中断
秋から勉強をはじめ、このまま順調に行けば年明けには資格取得の試験が受けられると思っていましたが、ちょどまたコロナの感染者が増え、緊急事態宣言やまん延防止等重点処置などが発令され、演奏会やレッスンの機会が失われたり、収入の基盤が崩れかけていなこともあって早急にこっちを立て直す必要が出てきてしまい、勉強が後回しになっていました。
フリーランスの音楽家、特にコロナ禍で大きなダメージを受けている中、コロナの影響や契約の形が変わったり、この先に収入の基盤として固めてきたものが崩れる可能性が出てくると心身的にも大きな不安に駆られます。
正直、去年の秋からは生きた心地がしない時期が何度かありました。
勉強は一旦中断し、まずは来年度に向けて生活の基盤を立て直すところにシフトしてひたすらに営業活動をしていました。
秋から年が明けた3月、いや4月ごろまではずっと不安と隣り合わせだったので、思い返すとずいぶん長かったなあと思います。
そんな中で生きた心理学の勉強の成果
心理学の勉強は中断し、ひたすらスマホを片手に情報を集め、気になることがあれば電話をかけ、履歴書片手に車を走らせたりとしている中、これまでだったら焦りや不安、そしてきっとこれで自分は終わってしまうんだ、という絶望感を感じるようなことが多かったのですが、今の自分の心境、自分の状態を冷静に考えて分析できるようになっていました。
まさに心理学の自己理解を深めるという部分で、いま自分の心がどのようになっているのか、そして自分はどれほどストレスを抱えているのかということを冷静にみられるようになっていた。
このときに、心理学の勉強の効果っていうのはこうした面にも現れるんだなと感じました。
この経験、自分の中ではとても大きなことでした。
心理学の勉強、再び。
もうね、コロナでただでさえダメージを受けている中で収入の基盤が崩れるかもしれないって不安は溜まったものじゃないですね。
それでもなんとか動き続けて、いまなんとかやっていますが心理学を学んで自身の活動に生かすという目標はしっかり達成していきたいので、途中で止まってしまっていた心理学の勉強を再スタートしました。
まだ、ざっくりとした見えていませんが
- 指導者としてメンタル面もサポートしたい
- 同じ吃音に悩む誰かに自らの体験談と心理学の知識で背中を押すきっかけを作りたい
この二つの柱が心理学を勉強する先でやっていきたいことです。
一つのページを勉強してしまうと、やったぞという感じが出てしまうのでもう少しだけペースを上げて、また勉強していきたいと思います。
何か困ったことがあれば、お悩み聞かせてください。