コントラバス奏者、指導者の井口信之輔です。
クラシック音楽の世界でコントラバスを弾いたり、中学高校の吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動でコントラバスを教えたり、取手聖徳女子高等学校音楽科にてコントラバスの講師をしています。
さて、昨日『note』というプラットフィームにて久しぶりに有料の記事を販売しました。
『note』は、つくる、つながる、とどける。をテーマにクリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームで、僕は優しいインターネットと表現しています。
何を書いたかというと、音楽の世界、またSNS界隈では定期的に話題に上がり議論が繰り返される音楽家とお金の話。
フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。実体験に基づく数字を交えて本音を語る。と言うタイトルで僕が思う本音を綴ってきました。
お金の話がタブー視されがちな現代の日本では、かなり踏み込んだところまで書いているので、その部分を有料として販売する形を取りました。
踏み込んだと言うけれど、クローズドな部分で誰かを名指ししているわけでもなく、誰かを批判しているわけでもなく、具体的な金額を交えながら実体験に基づいた自分が過去に行動してきたものを書いてきたと言うところです。
そして、一週間はフリーランスの音楽家とお金のこと、キャリアのことについて発信してこようと毎日このような形でブログを更新しています。
今回はフリーランスという働き方をはじめた人におすすめした本の紹介。
開業手続き、仕事環境の整え方、お金まわりの話から戦略までいろんなことが学べる一冊です。
お金が尽きたとき、また夢も尽きる
先日、2万文字を超える文字数になったnoteで書いたお金が尽きるとき、また夢も尽きるということ。僕たちは夢だけを追うことは難しく、お金のことも考えていく必要があるというのが僕の考え。
だけど、日本ではお金のことを学ぶ機会が少なく、多くの場合お金のことに関しては独学のまま社会に出たりする。ましてやお金の話をタブー視したり、お金=汚いもの、いやらしいものといった固定観念があったりするから厄介だ。
でも、生きていくのに生活していくのにお金は必要不可欠なもので、別に汚いものでもいやらしいものでも、タブー視するものでもない。
お金の歴史を紐解くと、そこにはロマンが溢れてる。
そんな話はこの辺に、夢を追おう、少し言い方を変えて自らのビジョンを叶えるために、例えばフリーランスの音楽家が、今掲げてるビジョンを達成させるためには何をすれば良いだろう?
たぶん共通して言えるのは、事業をずっと続けることではないだろうか。
至ってシンプルな回答で、事業が続く限り、やりたいことを形にできる可能性があって、事業を続けていくことで自分が描いてるビジョンを形にすることができる。
で、この事業をずっと続けるために何をすれば良いかというと、フリーランスとしての働き方を理解することと、お金まわりの知識を仕入れること。
ここを知ってるか知らないかで、先々のフリーランスとしての活動に大きな差がつくところだと思っています。
おすすめの一冊!『個人事業主1年目の強化書』
自分はフリーランスの音楽家として活動(仕事)をしていくために、とにかくたくさんのビジネス書を読んだ。どれも直接的に音楽や楽器の演奏には関係ない本だけど、一人の事業主として音楽で仕事をしてお金を稼いでいく上で大切なことがたくさん書いてあった。
そんな中でも、とてもわかりやすフリーランスとしての働き方、またこれから個人で仕事をしていく人に向けて何が必要かが詳しく書かれていた本がこれ。
タイトルにあるように、食いっぱぐれないために知っておきたい知識がたくさん詰まった一冊。
個人事業主1年目のと書いてありますが、何年経っても一冊持っておいて損はない本です。
音楽活動にも転用できるアドバイス
この本は全部で8つの章に分かれており、個人事業主になるとしたらやっておきたいことにはじまり
- 仕事環境の整え方
- 個人事業主としての立ち位置の決め方
- 営業せずに仕事が生まれる仕組みづくり
- お金まわりのこと
などが書かれています。
とくに音楽活動、いわゆる音楽で仕事をしていく上で転用できると思ったのは、立ち位置の決め方や営業せずに仕事が生まれる仕組みづくりのこと、お金まわりのこと。
中でも、営業せずに仕事が生まれる仕組みづくりは僕も力を入れてきたところで、これができてくると自分に使える時間が増えるので本当におすすめです。
とにかく読んでみて
あまり勝手に本の中身を書いてしまうのも良くないと思うので、本の紹介はこのへんでおしまい。
とにかく、フリーランスの音楽家として自分の仕事を持ち、お金を稼ぎ、生計を立て、その仕事がずっと続いていくために知っておきたいことが詳しく書かれた一冊。
ビジネススキルがあるかどうかで音楽で食べていけるかどうかが決まると言うと、言い過ぎと言われるかもしれませんが僕はそうだと考えています。特に歳を重ねたら重ねていくほど、後には優秀な若手が出てくるので、音楽家としての腕を磨きながら、しっかり事業主としてのスキルも身につける。
長く音楽を仕事にしていくために必要なのは、継続的に儲かる仕組みを作ること。
そのために何をすれば良いのか?
迷った人は手に取ってみてください。
読まれてます!フリーランスの音楽とギャラ交渉、金額設定のはなし。
フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定のはなし。
たくさんの人に読まれています。2万文字を超える記事ですが、音楽で生計を立てていくために知っておきたいお金の話や自らの実体験に基づくサバイバル論を書きました。
知識があれば、諦めなくてよかった夢があったはず。
折り合いをつけなくて済んだことがあったはず。
どこかで悩む、誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。