コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
クラシック音楽を中心にコントラバス奏者として活動するほか、中学高校の吹奏楽部やオーケストラ部、大学サークルでコントラバスの講師を務めたり、さまざまなコンセプトを掲げて活動している各地のアマチュアオーケストラや吹奏楽団とタッグを組んで、指揮者というポジションから地域の音楽文化発展に力を入れています。
また、茨城県にある聖徳大学附属取手聖徳女子高校の音楽科でコントラバスの講師を務めています。
SNSやブログではフリーランスの音楽家のキャリアの作り方、また活動の幅の広げ方などの発信し、noteではもう少し踏み込んだキャリアの話などを書いたりしています。
音楽に囲まれた日々を過ごす幸せ
まだまだ暑日が続きますが9月も半ばになってきました。
毎日どこかに飛び回っていた夏を終えて、秋は少し時間にゆとりがあるので夏に着手できなかったことをはじめたり、発信の頻度を増やしたり来年に向けた下準備をしています。
昨日まで3日間は千葉に滞在していました。
千葉の実家と神奈川の自宅の二拠点で生活をしているので、千葉方面での仕事が続くときは千葉に滞在しているのですが、先日は音大を卒業したばかりの頃に一緒に演奏していた先輩と久しぶりの合わせでした。
今回はそこにチェロやパーカッションも入って豪華な編成での演奏。
何年も経っているはずなのに、一緒に演奏してたのがついこの間のような雰囲気の中、楽しい時間が過ぎていきました。
人生いろいろ30代
僕は今年で37歳ですが、いろいろな現場で30代のいわゆる音楽家の人と一緒になります。
30代前半の人たちを同世代と括ってしまうとちょっと幅が広すぎるかもしれませんが、30代になると20代の頃とは違った悩みというのをみんな持ってるのか、やっぱりこの先のキャリアの話になったりします。
中でもよく上がる話題が「プロオケのエキストラって若い人がほとんどだよね」という話。
もちろん中堅の世代で活躍されている人もいますが、数としては圧倒的に若手が多い中、この先40代に入ってさらに歳を重ねていったときにどんな仕事の仕方があるんだろう?
ということは考える人も多いようです。
また、演奏活動を軸によりレッスンに力を入れたり、指揮活動をはじめたりすると、やはり周りには冷めた目で見る人や、今までと違うことをやることに否定的な人もいるようです。
これに関しては昔も今も、きっとこれからも変わらないと思うのでちょっとしんどいときもあるけど信念と情熱を持って突き進んでいくのが良いのかなと思います。
長期的な目で見ると感情で誰かのチャレンジを否定してしまうって行為の先に良い結末は待っていないというのは10年以上フリーランスをやってて感じています。
放課後の気分は音大生
毎週、水曜日は茨城県にある取手聖徳女子高校で仕事をしています。
音楽科でコントラバスのレッスンを担当していますが、授業が終わったあとは最終のスクールバスまで練習室にこもって自分の練習をしたり譜読みをしたりしています。
こうした時間を過ごしていると、朝早く来て大学が閉まるまで練習室に残ってコントラバスを弾いていた音大生だった頃を思い出します。
夢中になれる時間ってあっという間なんですよね。
演奏会に向けて
千葉滞在最終日は、指揮者としてお声がけくださっている吹奏楽団で冬の演奏会へ向けた練習でした。
こうしてまた一緒に練習できることがとても嬉しいです。
楽器を車で運んでみんなで合わせをやったり、学校に行ってレッスンをしたり、指揮台に立たせてもらって合奏をしたりと音楽に囲まれた時間を過ごせることが幸せだなと、伊勢原へ帰る車の中でひしひしと感じていました。
さて、9月も頑張っていきましょう!