吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って毎週更新『明日のためのレッスンノート』
2021年もこれまでと変わらず
- パートは自分一人だけ
- 周りにコントラバスを教えてくれる人がいない
という環境で練習に励む人たちへ向け、胸を張って先輩になることを目標に書いていきます。
吹奏楽という言葉が多く出てきますが、オーケストラ部や弦楽合奏、ギターマンドリンなどコントラバスが編成に入っている音楽系部活動の人に向けても伝えていきたいというのが僕の思い。
アンサンブルを楽しむ中でコントラバスを弾くために知っておきたい基礎・基本を書いていくので、一緒に勉強していきましょう。
今回はポジションの紹介をひと休みしてソロ曲を一曲紹介したいと思います。
これまで一緒に勉強してきた第3ポジションまでで演奏可能な曲です。
楽譜のダウンロード先も紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてください。
F.ゴセック:ガボット
コントラバスでソロを弾こうと思ったときにまず悩むのが曲。
ソロ曲自体が少なく、ハイポジションやレッスンを通して習得する右手のいろいろなテクニックを要求されるものが多いので、他の楽器の曲を演奏することも多いです。
僕はソロ曲の入り口としてゴセックのガヴォットという曲を紹介しています。
きっとメロディを聴けば「この曲聴いたことある!」と感じるかもしれません。
ガヴォットってどんな曲?
ゴセックのガヴォットはヴァイオリンの人がよく弾いている印象。
調が違いますがこんな感じの曲です。
このバイオリンはじめちゃんねるは知人のヴァイオリニストのYouTubeチャンネルです。
コントラバスが弾く楽譜はニ長調(D-dur)で書かれておりチェロの楽譜を使って演奏したりもします。
いわゆるチェロ名曲集のような楽譜を買ってコントラバスで弾くということですね。
以前は無料の楽譜ライブラリーペトルリッチ(imslp)に楽譜が公開されていましたが、現在はチェロの楽譜だけ見当たらないので、コントラバス奏者の方が運営しているウェブサイトで公開している楽譜を紹介します。
このサイトは歴史が長く、僕は中学生の頃によく参考にしていました。
ゴセックのガヴォット楽譜はこちら!
https://contrabass.net/downloads/f-gossec-gavotte/
おわりに
いつもはポジションを解説したり長めの記事になっていますが、今回は曲と楽譜の紹介をしておしまいにしようと思います。
ガヴォットはこれまで勉強してきた第3ポジションまでの音域で演奏できます。
- ボウイングはどうすれば良い?
- 効率の良い指番号は?
- ガヴォットってどんな曲?
演奏していく中で気になるところを調べながらソロ曲にチャレンジしてみてください。
質問や相談があれば、LINE公式アカウントからお待ちしています。
それでは、ソロ曲にも触れながらまたポジションの習得も頑張っていきましょう!
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明日のためのレッスンノートはコントラバスを弾いているけどパートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいないという環境で練習に励んでいる人たちに向けて書いています。
ダウンロード、プリントは自由。
- 部活動や自宅での練習
- 吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動を指導をする上での資料
など、いろいろな場面でお役に立てると確信しています。
どうぞお役立てください!
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