日記

メールでのやりとりに特化したレッスンに感じる可能性。

先日、オンラインレッスンの新しいプランを開設しました。

これまでやっていたzoomを使ったオンラインレッスンに加えて、メールでのやりとりに特化したレッスンです。

過去にも、オンラインレッスンの生徒さんと動画を送りあったり、zoomで伝えきれないことを後日スマホで撮影した動画にして送ったりというやりとりをしていました。

そこで感じたのが、動画や録音を送ったり質問や相談にメッセージや演奏で返答をするメールでのやりとりで行うレッスンの可能性です。

これ、やってみないと「実際どうなの?」と疑問に思うことがありそうですが、メールでのやりとりに特化したレッスンをやってみて感じた可能性を書いてみようと思います。

メールでのやりとりに特化したレッスンってどうやるの?

僕のやり方としては

  1. 生徒さんから質問や添削の希望と同時に演奏動画または録音が届く
  2. 僕が演奏を見て、または聴いて感想をメッセージまたは動画で送る
  3. 生徒さんは動画を見てまた練習をする

この3ステップの繰り返し。

ここで気になるのが、演奏動画の長さや出来(どれくらい弾けているか)ですが数秒の動画から長くて数十秒が多い傾向にありました。ほんとにワンフレーズ、長くても1〜2分でした。

また、演奏に関しては譜読み中でわからないリズム、苦手なフレーズ、演奏会前の最終段階と人によって送られてくる演奏動画はさまざまです。

演奏動画を送るのは勇気がいるけど、先生はダメ出しをするわけじゃない

人に演奏動画を送るというのは勇気がいりますが、レッスンをする側としては動画にダメ出しをするわけではないということを思っていただけると少しはハードルが下がるのかなと思います。

演奏動画へのアドバイスは、演奏の他に演奏中に気づかない自分の癖、動きを含め自分の視界に入らない部分をプロフェッショナルの視点というフィルターを通してチェックし、改善策や提案をすることができること。

そして、動画を何度でも繰り返し見るができるのが魅力です。

対面が苦手な人でも自宅や学校でレッスンが受けられる

メールでのやりとりに特化したレッスンであれば、対面が苦手な人でも安心です。

自宅や学校、スタジオやカラオケボックスなどいつも練習している場所から演奏を撮影したり録音して送るだけ。何か悩みや聞きたいことがあれば、一緒に送っていただいてOKです。

教える側は届いたメッセージに返信をしますが、受ける側の返信は自分のペースで必要あればでOK。

基本的には既読スルーで、必要があればメッセージのやりとりをする感じです。

こうしたレッスンは

  • 1回ごとに料金が発生するスタイル
  • 月額制のサブスクリプション

大きく分けてこの二つに分かれると思います。

僕は、月額制のサブスクリプションというスタイルでやっています。

コロナリスクゼロのレッスン

今は新型コロナウイルス感染症の影響でレッスンもさまざまな工夫がなされています。

メールに特化したレッスンは、お互いが直接会うことがないのでレッスンにおけるコロナのリスクはゼロと言って良いと考えています。

中には、コロナ禍はメールでのやりとりで落ち着いたら対面でのレッスンを再開という方もいます。

こうした安心感があるのも、メールに特化したレッスンの魅力の一つです。

動画や録音を送る過程で上手くなる

僕がメールに特化したレッスンで一番推したいのがここ。

演奏動画や録音を送る過程で、自らの演奏を見返していく機会が生まれます。

この作業をする過程で「今のはここが惜しかった、もう一回」というような気持ちになってきます。

自分が自分の先生となり演奏を見直し改善していくという過程で、自分の演奏に自分でフィードバックする習慣が生まれ、そうしたことが上達へと繋がっていきます。

そして、届いた動画や録音にプロというフィルターを通しアドバイスを送る。

この録音を送る過程で上手くなる、そして専門的なアドバイスを元にまた練習するといった繰り返しこそ、メールに特化したレッスン最大の魅力だと思っています。

もちろん一発撮りでもOKです。

メールに特化したレッスンのメリットとデメリット

ここまでメールに特化したレッスンのデメリットもあり、それは実際に体験してみないとイメージがつかないというところかもしれません。

メールだけでレッスンが成立するのか、ここに多くの疑問が生まれると思います。

ただ、実際にやってみた感想としては十分成り立つということ。

  • 演奏動画を何度でも見返すことができる
  • メールでのやりとりなので、お互いの都合を合わせなくて良い
  • 個別での対応なのでレッスンを受けていることは誰も知らない
  • 対面ではないのでコロナのリスクはなし
  • 自分の演奏を自分自身で見返す良い機会になる
  • 1ヶ月だけなど期間を決めての受講もできる
  • 演奏動画や録音を送らず質問のみでもOK

イメージがつかないというデメリットもありますが、上記のようなメリットもあります。

まずは、やってみる。

そして体験してみてください。

これから伸びそうなレッスンスタイル

先日、サックス奏者の方とメールでのやりとりに特化したレッスンについてお話をする機会がありましたが、非対面のレッスンスタイルの可能性についての話で盛り上がりました。

SaxHackさんというところで、ここでは通信レッスンという言葉を使っています。

発表会もオンライン、レッスンは非対面。

 

メールに特化したレッスンはまだあまり知られていないかもしれませんが、体験者が増えることで魅力が広まり、これから伸びていくレッスンスタイルだと感じています。

僕のレッスンプランについて

最後に、僕がやっているメールに特化したレッスンのプランを紹介しておわりにしたいと思います。

今、やっているのは

サポートレッスン

一般の方向けのメールに特化したレッスンで、演奏動画や録音を送ったり、質問や相談への返答。ボウイング付けやフィンガリングの提案、練習している曲の参考演奏などをお届けするスタイルです。

こちらの受講料金は月額¥3,300

部活動応援プラン(中高生向けサポートレッスン)

内容は上に同じく演奏動画や録音を送ったり、質問や相談への返答。ボウイング付けやフィンガリングの提案、練習している曲の参考演奏などをお届けするスタイル。

こちらの受講料金は月額¥1,980

未成年の方でオンライン決済が難しい場合は、保護者の方がレッスンチケットをお求めください。

おわりに

今日はメールに特化したレッスンの魅力を書いてきました。

コロナでオンライン上での活動が注目されるようになった今、レッスンのスタイルも多様化され今後もきっとさまざまな形のレッスンが生まれてくると思います。

もし、メールに特化したレッスンに興味がある方がいましたら、各SNSのDMやLINE公式アカウント、お気軽に質問やメッセージを送ってきてください。

それでは、また!

オンラインレッスンの申し込みはこちらから

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

-日記