今日、母校である市川昴高校吹奏楽部第10回定期演奏会へ行ってきました。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2020年は、演奏会やイベント、吹奏楽コンクールまでもが中止となりましたが、そんな中でも今できることを模索し活動していた吹奏楽部の一つ。
定期演奏会が開催されるという情報を耳に、かつての仲間と連絡を取りホールへと駆けつけました。
受付で受け取るパンフレットはボリュームたっぷりの読み応え、そしてページをめくるとコロナ禍での活動や限られた時間で工夫して練習してきたことが書かれていました。
部員の想いが詰まった舞台
今回の定期演奏会はステージドリルと吹奏楽の演奏。
僕は休憩後の入場になってしまったので前半はロビーで聴いていましたが、スピーカーから聴こえてくる演奏は堂々たるもの。
十分な練習時間が取れなかったとのことですが、休憩中にお世話になっている先生に会い「演奏は本当に素晴らしかった」とお話しされていました(聴きたかった!)
休憩後は、まさかの自分たちが現役の頃から演奏していたサミュエル・ヘイゾのライドを演奏。
疾走感あふれるメロディーはかつての仲間と演奏していた音楽室を思い出しました。
そして、最後は市川西高時代からの伝統「Now we are one」の演奏。
僕たちもこの曲で先輩たちを送り出し、この曲で後輩たちに送り出されていきました。
ピアノの間奏で顧問の先生が卒業生一人一人にメッセージを読み上げ、カラーガードが演技を披露し、市川昴高校らしさがたっぷりと詰まったアンコール。
Now we are oneの歌詞に書かれているように、あの時の演奏は今も耳の中で鳴っています。
高校吹奏楽部で出会った仲間は一生もの
定期演奏会が終わった後は当時の仲間とサイゼリヤへ。
思えば現役の頃も練習が終われば自転車を漕ぎサイゼリヤへと通っていました。
音楽の話から可愛い子の話、バカ話に腹を抱えて笑っていた現役の頃から15年ほどたった今、ビシッとスーツを着たり会社に勤めてたり学校の先生になったり音楽家になったりした僕たちも久しぶりに集まったら懐かしい話に花を咲かせ、すっかり現役の頃に戻ったような気持ちになってしまいます。
それほど高校吹奏楽部が楽しかったし、大人になって思うのはここで出会った仲間は一生ものだなと思うこと。
現役の頃はたくさん先生に迷惑かけたり、部員同士で喧嘩もしたしぶつかったりいろんなこともあったけど、同じ部屋で合奏した仲間とは今でも繋がっています。
市川昴高校吹奏楽部のみなさん、今日は素晴らしいステージをありがとうございました。
1、2年生は胸を張って先輩に、これからも良い音楽を。
そして3年生はそれぞれの夢に向かって羽ばたいてください。
市川西高校吹奏楽部19期卒業生
コントラバス(実は初代カラーガード)
井口信之輔