横浜市緑区で活動する初心者と子どものためのオーケストラpìccoloの第二回定期演奏会 pìccolo☆フェスティバルvol.2が終了しました。
演奏会当日までたくさんの準備をしてくださったオーケストラメンバーの協力、会場スタッフの方々のサポートがあり、こうした状況の中、たくさんのお客様をお迎えして演奏会を開催することができたことを嬉しく思います。
本当にありがとうございました!
楽しかった時間の余韻に浸りながら、pìccolo☆フェスティバルの様子を振り返ってみます。
楽しい音楽の世界へ出発進行!
初心者と子どものためのオーケストラpìccoloは、その名の通り初心者や子どもたちのためのオーケストラです。もちろん経験者も大歓迎、一緒に演奏している仲間の中には経験者の方もいます。
楽器を持ったその日から、今出せる音から演奏に参加してみない?
音を間違えたっていい、違う音が出ちゃってもOK。
経験問わず、安心して思いっきり音を出せる環境を大切にしています。
そんなオーケストラpìccolo、演奏会の幕開けは楽しいポルカでスタートしました。
ポルカ「テープは切られた!」
チューニングを終えて聴こえてくるのは電車の汽笛。
すると、可愛い車掌さんと電車が走ってきます。
電車が通過し、車掌さんが定位置に着いたところで出発進行の笛が鳴り、演奏会のはじまりです。
演奏したのはE.シュトラウスのポルカ『テープは切られた!』
オーストリア北部鉄道30周年記念の舞踏会にて作曲の依頼を受けたE.シュトラウスが作曲した作品で、楽しい汽車の旅を描写しています。
楽しい音楽のスペシャリスト!L.アンダーソンの世界
演奏会では指揮者が曲の間におはなしをしていきました。
ルロイ・アンダーソンは1900年代に活躍したアメリカの作曲家。
遊び心あふれた楽しい音楽をたくさん残してくれました。
クラシック音楽で触れる作曲家は1700年〜1800年代を生きた人物が多い印象ですが、アンダーソンはもっと身近で1975年に生涯を閉じました。
この年に何があったかというと
- ペヤングソース焼きそば発売
- 新幹線「ひかり」号が東京〜博多間の直通運転開始
これだけで、少しだけ作曲家が身近に感じませんか?
MCではこんな話を交えながら演奏会が進行していきました。
演奏したのはシンコペーテッドクロックとワルツィングキャットで打楽器を担当したのはオーケストラpìccoloの子どもたち。
ワルツィングキャットの中には犬の鳴き声を出す指示が書かれており、指揮者のスコアにも【Dog】と書いてあります。今回は子どもたちが犬役をやってくれました。
オーケストラpìccoloメンバーによるアンサンブルステージ
続いてオーケストラpìccoloの管楽器セクションによるアンサンブルステージ。
W.ブレイド作曲、5つの宮廷舞曲を演奏しました。
演奏の様子を少し覗いてみてください。
演奏会のメインは交響曲第101番「時計」より第2楽章、第3楽章
演奏会の最後にお届けしたのは、ハイドンの交響曲第101番「時計」より第2楽章、第3楽章。
ハイドンは古典派を代表する作曲家の一人で交響曲の父と言われています。
なぜ、そうなったのか。
また、古典派ってどんな時代?という話を交えながらハイドンの紹介をして演奏をお楽しみいただきました。
メンバーの一人ひとりが一生懸命練習してきたことが音になって伝わってきました。
演奏会を終えて
オーケストラpìccoloは2020年に誕生した新しいオーケストラです。
昨年の同じ季節にはじめての演奏会を終え、今回は第二回目の演奏会でした。
とにかく、今思うのはこの日を迎えられて良かった!と思うこと。
今回の演奏会に参加できなかった人も、また一緒に演奏できることを楽しみにしています。待ってますよ〜!
演奏会を終えて帰宅し、心地よい疲労感の中お風呂に入り眠気と共にベッドで横になってたら寝落ちをしていて起きたらいつもの朝、早く起きちゃってまだ外は真っ暗のような感覚。
パジャマを着て、髪の毛もボサボサで、外は真っ暗。
なんか、夢を見ていたような不思議な気持ちになりました。
昨日は、それほどに幸せな時間でした。
オーケストラpìccoloは第三期へと入っていきます。
そして、来期から音楽監督というポジションに着かせていただくこととなりました。
自分の経験をフル動員して、横浜市緑区にこんな楽しいオーケストラがあるんだよ!って魅力を発信していきます。
改めて、昨日は初心者と子どものためのオーケストラpìccoloの第二回定期演奏会 pìccolo☆フェスティバルvol.2にご来場いただきありがとうございました!