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指揮研修生の成長日記 #11 『マーチの振り方を学ぶ』

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

オーケストラや吹奏楽、室内楽でコントラバスを弾いたり、吹奏楽部やアマチュアオーケストラ、吹奏楽団のパート指導・合奏指導をしたり、指揮者を務めています。

この日記は、コロナ禍に生まれた何もない時間を利用して東京音楽大学の指揮研修講座で指揮を学ぶ僕が、指揮研修生として勉強を重ねていく過程を発信していく日記です。

なぜ、指揮を学びに行っているのかを書いた記事はこちら

マーチの振り方を学ぶ

アルメニアンダンスを終え、今回からスーザのマーチの勉強をはじめました。

吹奏楽指導をする上で、一度はマーチをしっかり勉強したいと選んだのは星条旗よ永遠なれ

今回は吹奏楽のスコアを用意しレッスン準備。

2拍子を振っていくのですが、これがまた難しい。

普段、自分では気が付かない改善点をたくさん教わりました。

はじまりから見直し

まず、曲のはじまりの振り方から見直し。

小さくイチを、そしてポンと2拍目を出し曲のはじまり。

この時点で自分が気づいていなかった小さな動きがあったり、腕の位置、脱力と考えることたくさん。

曲がはじまってからも2拍子の2拍目を大きく振ってしまっていたり、全てを指揮しようとせず、音楽が流れたらバンドに任せる。

自分では気を使っていたように思っていましたが、映像を見ると確かに振りすぎている。

このギャップは結構びっくりでした。

欲しいところで手を出す

マーチの指揮者は打楽器。

そうう考えると、音楽が流れたバンドに任せ欲しいところで手を出す

これは吹奏楽指導の現場でもすぐに転用できるアドバイスでした。

トリオの振り方、手の動く方向、図形の距離と同じテンポで流れる音楽の中でこれだけ考えることがあるのかと、自分の読譜力の無さに悔しくなりますが、たくさんのことを教わったので来週のレッスンへ向けて復習です。

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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