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指揮研修生の成長日記 #8 『指揮を習いはじめて3ヶ月で感じた変化』

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

オーケストラや吹奏楽、室内楽でコントラバスを弾いたり、吹奏楽部やアマチュアオーケストラ、吹奏楽団のパート指導・合奏指導をしたり、指揮者を務めています。

この日記は、コロナ禍に生まれた何もない時間を利用して東京音楽大学の指揮研修講座で指揮を学ぶ僕が、指揮研修生として勉強を重ねていく過程を発信していく日記です。

なぜ、指揮を学びに行っているのかを書いた記事はこちら

なぜ今、指揮を学びに行こうと思ったのか。

指揮を習いはじめて3ヶ月が経ちました

東京音楽大学の指揮研修生となり3ヶ月が経ちました。

4月の初旬から講座がスタートし、それから毎週レッスンとなり昨日で8回目のレッスンが終了。

僕は毎週木曜日の夕方のレッスンで自分のレッスンが終わった後は他の受講生のレッスンを聴講するという形のスケジュールで過ごしています。

毎週レッスンというのは洗足学園の学生時代ぶりで、仕事をしながら学ぶとなると本当に一週間があっという間ですが、このスピード感が良いのかもしれません。

今日は指揮研修生となり3ヶ月目に突入した今、4月から比べて感じた変化を書いてみます。

指揮を習いはじめて3ヶ月で感じた変化

まず、指揮を習いはじめて感じた変化を箇条書きしてみるとこんな感じ

  • スコアを読む力がついた
  • 図形の描き方がキレイになった
  • テンポの変わり目の振り方がわかった
  • 指揮が演奏に与える影響をリアルに体験できた
  • 指揮が上手くなった

レッスンは毎回ビデカメラで撮影し家で何度も見返しており、その中で感じた3ヶ月の変化です。


スコアを読む力がついた

まず、圧倒的にスコアと向き合う時間が増えました。

以前、指揮活動をはじめる前はオーケストラの演奏の仕事で弾く曲のスコアを見る、パート譜と照らし合わせるという程度でしたが、指揮をするようになってからスコアを読み込む時間が増えました。

それから、スコアに書かれている音をそれぞれの楽器の音でイメージできるようになりました。

なんか、楽譜がモノクロからカラーで見えるようになった感じ。

指揮者にとっては当たり前かもしれませんが、僕にとっては大きな変化です。


図形の描き方がキレイになった

僕は長い間、独学でやってきたこともあり最初は図形の描き方から勉強がはじまりました。

それから部屋を暗くしてペンライトで打点を作り、教わった図形の描き方を練習したり、習字の筆を買ってきて部屋の壁をなぞったりいろんなことをしてみました。

確かに撮影した映像を見てみると自分が思っている振り方と全然違う動きをしていたり、何拍子なのかわからないような部分が多くあったので、ペンライト大作戦は良かったのかもしれません。


テンポの変わり目の振り方がわかった

はい、これが僕の一番苦手なところ。

とにかくテンポの変わり目が苦手で、特に吹奏楽のメドレーのようないきなり次のテンポになる場面はどんな振り方をすれば良いか相当悩んだ経験が多々ありました。

でも、指揮のレッスンを通してこうした場合はどんなパターンがあるかを先生が丁寧に教えてくださり、少しずつ理解することができました。

最初のレッスンで喜歌劇「こうもり」序曲を選んだ理由の一つも、この苦手な部分を解消したいからでした。

レッスンのときにすぐにできなくても、映像を見返す中で少しずつ理解が深まっていくのでレッスンを記録した映像は大きな財産になりました。


指揮が演奏に与える影響をリアルに体験できた

もう、これこそ最高に良い経験かもしれません。

先生は振った通りに音を出してくれるので、いかに自分が気づかないところで演奏の邪魔をしているかが明確にわかります。

残酷ですがこれが事実。

でも、こうやって実体験できることで改善へと向かえるのでこの経験はとてもありがたいです。

振っても音が出なかったり、どんどん演奏が遅くなっているのも全て僕の振り方が原因。

これも映像をみると改めて「なるほど、そうだったのか!」と発見がたくさん。

いつも音を出してくださってる皆さん、心からありがとうございます!笑


指揮が上手くなった

映像をみて、また自分が鏡に向かって指揮の練習有をしているときに感じたことです。

図形の描き方、テンポの変わり目の振り方、点を出す位置、前後左右の幅の使い方などなど、これまでなんとなくの知識でやってきた部分が、先生のアドバイスで少しずつ紐解かれていくことで、自分の中でも理解度も深まってきました。

そうして振ってみると確かに変化しているし、過去に自分が指揮をした演奏の映像を見てみても当時っと今では振り方が違うなと感じます。

まだまだですが、自分の変化は嬉しいしこうした気づきには素直に喜びたいです。

よっしゃ!!!!!

ここからが頑張りどころ

東京音大の指揮研修の受験を決めたとき、まだまん延防止等重点処置の解除がされていない時期で4月以降の社会情勢もわからない状況でした。

まだコロナの影響が大きく残るかもしれないし、まん延防止等重点処置の解除で経済を動かしていく方向に進むかもしれない。

どちらにしろ、これだけ時間があるのは今しかないと受験を決めて学びに行って、社会は経済を回していく方向にシフトし少しずつ忙しい日々が戻ってきました。

僕もコロナの影響を何度も受けた中で働き方を見直し、ようやく生活の基盤を立て直せたところで5月からはかなり忙しい毎日を過ごすようになりました。

ある程度は予想していましたが、ここからが頑張りどころ。

まだまだ、できないことわからないことだらけということは、自分にはきっとそれだけ伸び代があるはず。自分の可能性を広げることがキャリアの幅を広げることにつながり、それがきっと次のステージへの導線だと思うので、6月も頑張っていきます!

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イグチシンノスケ

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。板橋区演奏家協会理事。ルロット・オーケストラ、ブラスエクシードトウキョウメンバー。

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