コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
クラシック音楽を中心にコントラバス奏者として活動するほか、中学高校の吹奏楽部やオーケストラ部、大学サークルでコントラバスの講師を務めたり、さまざまなコンセプトを掲げて活動している各地のアマチュアオーケストラや吹奏楽団とタッグを組んで、指揮者というポジションから地域の音楽文化発展に力を入れています。
また、茨城県にある聖徳大学附属取手聖徳女子高校の音楽科でコントラバスの講師を務めています。
SNSやブログではフリーランスの音楽家のキャリアの作り方、また活動の幅の広げ方などの発信し、noteではもう少し踏み込んだキャリアの話などを書いたりしています。
指導者として、良いチームを作りたい
吹奏楽コンクールのシーズンがひと段落し、自分自身が指導者として今年の夏を振り返っていく時期になりました。
今年の夏はどうだったか?というのをメモ帳に書き殴り、また来年に向けて勉強の時間になるので何冊か本を買いました。
その中で、最近ずっと読んでいたのが東京ヤクルトスワローズ・高津臣吾監督の著書『二軍監督の仕事 育てるためなら負けてもいい』という一冊。
ここ数年でいろいろな楽団の指揮者を務めるようになり、音楽の勉強だけでなく楽団という一つのチームを本番に向けてどのようにまとめていけば良いかと考えていたところ、プロ野球チームの監督の本を読んでみようと思い手にしたうちの一冊です。
高津監督といえば、球団の公式YouTubeチャンネルでも試合前のミーティングの風景が公開されているのですが、恩師である野村監督の言葉を引用しつつ、そこに自分の言葉を乗せて選手へ届ける姿に「こういう指導者になりたいな」と、心を打たれました。
ジャンルは違えど人前に立つ人として尊敬している人の一人です。
本番前、全員が同じ方向を向いて「行くぜ!」って気持ちになるような言葉を投げかけられる指導者になりたいですね。
もちろん、音楽の勉強も大切です。
いろんな分野のリーダーの本を読んで、一緒に音楽作りをしているチームに還元していきたいなと思います。