♯井口メモ

Twitterアンケートが面白い!「学年が一つあげる前に開催される講習会で何を学びたい?」かを聞いてみた。

千葉県に住むハタチ+9歳の音楽家。鍵盤ハーモニカが届いてちょっと嬉しいコントラバス奏者の井口信之輔です。

Twitterアンケート第2弾、ご協力いただきありがとうございました!今回は「この時期に講習会をやるとしたら何を教わりたい?」でした。さぁ、結果はどうなったか!


Twitterで聞いてみた結果!

じゃん!こんな結果になりました。

これから春にかけて楽器別講習会(半日)があるとしたら何を教わりたいですか?

  • 演奏会の曲で上手く行かない場所…8%
  • 後輩(初心者、新入生)の教え方、ノウハウ…23%
  • より専門的な楽器の状態チェック、メンテナンスの方法…26%
  • コンクールに向けて、楽器の基礎…43%

後輩指導のコツとより専門的な楽器の状態チェックが伸びていましたが、最終的にコンクールに向けて、楽器の基礎が伸びてきました。確かにあと半年もしないうちにコンクール始まります。


演奏会の曲で上手く行かない場所…8%

演奏会の曲、たくさんありますよね。僕もはじめて定期演奏会に出た時は楽器を始めて3〜4ヶ月後。あまりに多い曲の量にお手上げ状態でした。笑

今の時期のレッスンでも、曲がたくさんあって…と相談を受けることがあります。

テスト休み、入試期間と練習できる時間も限られている時期ですがとにかく「メトロノームを使って練習する」習慣をつけておくとよし。ついついなんとなく吹いてしまわないように。

もし上手く行かない場所があったら

  1. その小節だけ取り出しメトロノームと合わせてとにかくゆっくり音を読む。
  2. 6回(20%-40%-60%-80%-100%-120%!!)続けて上手くできたらテンポを5上げる。
  3. かなり遅いテンポで練習をはじめますが、音と音の間(ポジションを移動している過程)や音を出すまでの準備も確認してみよう。
  4. テンポを徐々に上げ、できるようになったら少し前から練習することも忘れずに。

この練習方法おすすめです。僕もセクション練習を見ている時に取り入れています。


後輩(初心者、新入生)の教え方、ノウハウ…23%

教え方が難しい?ちょっと心配…確かに人に物を教えるのは難しいですよね。特にはじめて先輩になる人たちからはどうやって教えたら良いかと相談を受けます。でも大丈夫!ちょっとしたコツをお伝えします。

通販番組をイメージしてみてください。

実演しているのを見ていると欲しくなりませんか?笑

後輩指導のコツは言葉で伝えるだけではなく、実演してあげることを忘れないこと。

自分が?と思わずに、思い切って実演です。

実演し、伝える、そしてやってもらいましょう。

  1. やってみせる(センパイがお手本を見せます)
  2. なぜこうなのか、言って聞かせる(自分の口から説明する)
  3. やらせてみる(じゃぁ、弾いてみて!)
  4. できたら褒める!(褒められたら嬉しいもんです)

以上!!これが教えのコツだと思っています。

楽器によって偏りがあるかもしれませんが、逆手に構えると初心者の気持ちがちょっとわかるかもしれません。利き手ではない手で箸を持った時、はじめて箸を持った時に近くないですか?


より専門的な楽器の状態チェック、メンテナンスの方法…26%

これ、大丈夫なのかな。。なんか音が出ない、音程が合わない。もしかしたら楽器の調子が悪いのかもしれません。

他にも、新入部員がやってくる前にこれから使うことになるであろう楽器の手入れはしておきたいですね。講師の先生が来たら、一度メンテナンスの方法を教えてもらいパートで習慣づけていくのも良いでしょう。

より専門的な楽器の状態チェックをしてもらう時間を作るのは大切かもしれませんね。

僕は、コントラバスのチェックリストを作って生徒と確認をし、不具合あがあれば先生に相談するようにしています。


コンクールに向けて、楽器の基礎…43%

コンクールに向けて!準備が早いですね。

いや、もう課題曲も発表されたし早い学校は自由曲も決まってくる時期なのかな?

後輩指導のノウハウや楽器の状態チェツクが伸びるかと思ったらぶっちぎりで1位でした。

他にもコンクールに向けてできることといえば他校の演奏会を聴きに行くことかな?

と思います。忙しくなってしまうと中々演奏会に足を運ぶ機会が減ってしまいますがこの時期は定期演奏会シーズンなので時間を見つけてホールに行ってみるのも良いかと思います。

演奏を楽しみに聴くのはもちろん、たまには審査員になったつもりで聴いてみるのも面白いです。

ただし、欠点や粗探しではなく

良かったところ自分だったらこうするかな?

ってところを聴きながら見つけてみる。

他人の良いところ、改善点に気がつけると誰かに教える時に役に立ちます。

また、演奏会の構成、MCの内容、聴き手のことを考えたアンコール(卒業セレモニー)の長さなはどれくらいなのか?など実際に足を運んでみないと気が付けないことがたくさんです。


おわりに

Twitterアンケート、ご協力いただきありがとうございました。レッスンを受ける機会というのはとても貴重な時間だと思うので、よりよいレッスンができるようこれからも色々とアンケートを投稿していくかもしれませんが、お付き合いくださいませ!

ありがとうございましたー!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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