コントラバスのポジションを覚えよう!みんなが最初に覚えるハーフポジション。

明日のためのレッスンノート(vol.12)

こんにちは!コントラバス奏者の井口信之輔です。

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って毎週更新している『明日のためのレッスンノート』

これまで、過去3回にわたり

  • 指番号が付いた楽譜を使い、それぞれのペースで全調スケールに挑戦し始め

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  • よりスムーズにスケールを進めるために、コントラバスの運指表に基づいた12のポジションを覚えてきました

コントラバスの運指表に基づいた、12のポジションを覚えよう!

今週は、このコントラバスの運指表に基づいた12のポジションをより詳しく見ていきましょう。

毎週ポジションを1つずつクリアしていくことを目標とし、全部で12のポジションをマスターしていきます。

 

以前にもお話ししましたが、各ポジションの音を出すだけなら簡単です。

なので、これを「誰かに伝えられる」ことができてポジションクリアとしましょう。

このポジションは◯◯というポジションで、音の並びはこう。

ポイントは◯◯で、このポジションを覚えたら◯調のスケールが弾けるよ!

こんな感じで、後輩や友達を相手に「教える練習」をしてみてください。

パートに自分しかいないあなたは、自分が自分にレッスンをするようなイメージです。

はじめは難しいかもしれませんが、常に誰かに教えることを想定して練習に取り組むことで、突然パート練習の仕切りを頼まれたり、セクション練習をまとめることになったときにも役に立ちます。

この機会に、こうした習慣をつけていってくださいね。

それでは!今週も今日よりもちょっと良い明日に向けて、レッスンノートを開いていきましょう!

コントラバスの12のポジションより「ハーフポジション」

コントラバスの運指表に基づいた12のポジション。

まずはすべての基本となるハーフポジションを覚えていきましょう。

ハーフポジションとは

コントラバスの教則本で、開放弦の音を覚えたら、まず最初に覚えるポジションとして解説されていることが多く、これからポジションを覚えていくにあたりすべての基礎となるポジションとも言われています。

各弦の音の並びは

  • G線(ソ)…ソ♯(ラ♭)→ラ→シ♭(ラ♯)
  • D線(レ)…ミ♭(レ♯)→ミ→ファ
  • A線(ラ)…シ♭(ラ♯)→シ→ド
  • E線(ミ)…ファ→ファ♯(ソ♭)→ソ

となるので、開放弦の音から階段をひとつ登ったイメージです。

ハーフポジション

この楽譜をダウンロードしたい人はこちら!

メトロノームは少し遅めの44〜に設定してあります。

左手の形を崩さず、弓と弦が直角になっているかを確認して弾いてみましょう!

  • まずは元気よく音を出す
  • 次は弓を全部使って弾いてみる
  • 今度は二分音符は半弓(1/2)全音符は全弓

いろいろと工夫して弾いてみましょう。

ハーフポジションのここが難しい!

開放弦の音を覚えたら、最初に覚えるポジションとして扱われていますが、12のポジションの中で音と音の間隔が一番広く指をしっかりと開いて弦を押さえる必要があるため、はじめは左手の形をキープするのが大変なポジションでもあります。

初心者あるある「指の形が崩れちゃう」

ハーフポジションをしばらく押さえていると、指が疲れてきて各指の間隔が狭くなったり、2と3の指が開いてしまったりすることがあります。

音程が揺らぐ原因となるので、慣れるまでは大変ですが左手の形をキープすることを目標に練習していきましょう。

野球のフォークボールを握るように、各指を開くストレッチが効果的です。

ハーフポジションで弾けるスケール

ハーフポジションを覚えたら全調スケールの楽譜を使って

  • B-dur(変ロ長調)
  • F-dur(ヘ長調)

を弾くことができます。

以前に、ポジションは知識と身体で覚えると書きました。

すでに2つの調を練習しているあなたも、ハーフポジションの音の並びを知識として覚えた上で、もう一度練習してみましょう。

さいごに

『明日のためのレッスンノート』今週は、コントラバスの運指表に基づいた12のポジションより「ハーフポジション」をテーマに進めてきました。

12通りもあるポジションも、こうして毎週1つずつ覚えていけば、少しずつと身についていくと思います。

普段の合奏曲ではたくさんの音がでてきますが、ポジションが進んでいくと

  • この音はこっちの弦でとったほうが弾きやすいな

という発見があったり

  • ここの音はこの指のほうが押さえやすいな、弾きやすいな

とひらめくことがあります。

こうしたときは、あなたが成長した証拠。

よく頑張りましたね、おめでとうございます!

次回!『明日のためのレッスンノート』は、ハーフポジションからひとつ進んだ第1ポジション(ファーストポジション)を覚えることを目標として進んでいきます。

各ポジションを知識と身体で覚えポジションの縦の関係と横の関係を理解し、ステップアップしていきましょう。

それでは、また来週!

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。