吹奏楽におけるコントラバスが「今より少しでも良い状態」になるために。必要なものを必要なところへ届けようと思って1年が経ちました。

僕が「吹奏楽部におけるコントラバスへの理解と発展を願って」というテーマを掲げブログやTwitterを通して「吹奏楽部のレッスンを通して感じたこと」を発信してきて1年ほど経ちました。

もしかしたら1年半くらい経っているかもしれませんが、ブログを新しくしはじめたのが去年の夏なので、1年ということにしています。

発信を通して吹奏楽専門情報誌へレッスン記事の執筆依頼をいただいたり、コントラバス・ワークショップ、宇都宮での出張レッスンを企画したり、指導先のコントラバスにトラブルが発生したら信頼できる弦楽器工房を紹介し、遠方であればレッスンが終わってから車を出してコントラバスを運んだりといろんなことをしてきました。

全ては、吹奏楽部におけるコントラバスへの理解と発展のため。

今日も、1年前に書いた記事を今の視点でリライトしていきます。

ボロボロの弦よりまだ使える弦で、今より少しでも良い状態へ

去年はTwitterきっかけで弦を集めて遠方に送るという機会がありました。

限られた予算の中で気候の変化による影響(湿度や空気の乾燥)を受けやすいコントラバスのトラブルを全て解消するのはとても厳しいと感じています。

でも、いつまでも同じ弓の毛を張っていたら毛の量も減ってきて音量も出なくなるし、同じ弦を張っていたら傷んできて手を怪我してしまう恐れがあります。

思えば、先月末に行った学校も、表面が痛み指で触るとザラつくようになった弦を張ったまま。

弓の毛替えは予算的にもできる学校が多いですが、弦の張り替えとなると高価になるためそこまで手が回らないという学校が多いように思います。

予算がなくて弦を買えないけど、早急に弦を張り替えないといずれ生徒が怪我をすると判断した学校に関しては、顧問の先生に相談した上で、譲ってもらった中古の弦を寄付しています。

去年「これ、良かったら」と譲ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

弦、大活躍しました!

たくさんの方が協力してくれた「弦集め」

去年、都心から離れた地域の吹奏楽コンクールを聴いた方が、吹奏楽におけるコントラバスの現状を訴えているツイートを拝見し、その後メッセージのやりとりをさせていただいた中でも、弓の毛や弦に関するお話しをされていました。

特に、何年も張り替えてない弦や錆びてしまった弦をずっと張っている状態の楽器(僕もこれまでも色々な学校で見てきました)については何か力になれないかと感じていたので、コントラバス仲間に事情を話し、張り替えて使っていない弦を譲ってもらえないかと相談をしてみました。

すると…

自分が張り替えて使っていない弦を含めて結構集まりました。

今読み直しても、びっくりです。

本当にありがとうございました!

本来ならば、楽器店から新品の弦を購入できたら一番良いと思います。

しかし、1セット数万円となると限られた予算の中でそうもできない学校もたくさん見てきました。

だからこそ、本当に弦を必要としている学校へ弦を届けてみようかなと思っていました。

吹奏楽部におけるコントラバスへの理解と発展を願って。

必要なものを必要なところへ

1年前に書いた記事を読み直すと、去年はこんなこと考えてたんだなと思い出すことがたくさんあります。

去年は、この出来事をきっかけに遠方の吹奏楽団と素敵なご縁をいただきました。

年末くらいになると、匿名で質問できる質問箱が流行り、徹底的に使い倒してみようとしばらく質問に答え続けてみたり、その時々に「必要なもの(情報だったり弦だったり)を必要なところへ届ける」には何をすれば良いかと考えていたようです。

これからやりたいこと

今年は、匿名から1対1にすればより密度の濃い質問や相談が受けられると思い、LINE@を使ってコントラバス研究室『BASS ROOM』と名付けたオンライン上のグループを作ってみました。

少しづつ登録者数が増えて、中には自分の演奏動画や録音を送ってくれる熱心な子達もました。

オンラインでお話を聞いていると、遠方に住んでいて、周りにコントラバスを教えてくれる人がいない環境で練習に励むっていうのは思っている以上に大変なんだなと改めて感じました。

なので、来年に向けて何かまた準備していこうと考えています。

その一つが、Zoomというアプリを使ったオンライン上のレッスン。

Zoomはビデオ会議アプリケーションで画面越しにお互いの顔を見ながら会話ができます。

運営に関わっている『音楽×◯◯の研究所』PlusLabo(ぷららぼ)でも、Zoomを使って月に一度オンライン飲み会を開いており、使い方はなんとなくわかっているので、もう少し研究してオンラインレッスン開設の準備に取り掛かります。

まだ、未知の世界ですがこの先に何が待っているのかワクワクドキドキしながら着手します。

もしかしたら、オンラインレッスン開設の前に、試験的なレッスンに協力してくれる人を募集するかもしれません。その方に関しては無料の枠をいくつか設けようと考えています。

興味ある方はメッセージください!

それでは、また明日。

ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。