ブログを始めてTwitterを「発信」に使い始めてから3年半ほど経ちました。
その前から、Twitterではレッスンやコントラバスのことをつぶやいていたけれど、発信を意識し始めたのは2016年ごろだった記憶があります。
それから継続してずっと発信をし続けてきたけど、やっぱり隣の芝生は青いし誰かの活躍に羨ましいと思ったことは多々あるし、これってSNSを見てたらきっと誰だって感じたことがあると思うんですよね。
どこで思い付いたかは忘れちゃったけど、いつしかSNSはお祭りの屋台だって思うようになってからSNS疲れというのを感じなくなりました。
今日の朝、歩いてたらふと「SNS疲れ」という単語が思い浮かんだので僕の考えていることについて書いてみます。
SNSはお祭りの屋台
まず何をSNSと定義するかって考えてみると人によって定義は違うと思うから、僕が今リアルタイムで更新しているものをSNSとしてみる。
- ブログ
- Twitter
- Facebook
- Instagram
この4つ。
これらを僕はお祭りの屋台って考えている。
フォロワーは歩いている人たち
初詣やお祭りに行ったとき、道端にはたくさんのお店が並んでいるよね。
水あめにチョコバナナ、たこ焼きにお好み焼きにじゃがバター。
他にもいろいろ、例えばお好み焼きひとつとってもお店が複数ある。
僕らはSNS、例えばTwitterのプロフィール欄に自分のプロフィールというお店の看板を上げて道端で好きなようにお店を開き「つぶやき」や「写真」、「最近の出来事」みたいなのを煮たり焼いたりして作ってる。
そこに興味を持ってくれた人が集まってきて、この興味を持ってくれた人がフォロワーと考えてみると、興味があればフォローしてくれて数が増えるし、もう必要なければ去っていく。
誰かにとって面白いことや目に止まるようなもの、興味を引くものがあれば人は集まるし、その人たちにとってそれが必要がなくなれば去っていく。そして、また新しく興味を持った人たちが集まってくる。
これの繰り返しをしているだけなので、フォロワーが減ったことをマイナスに思わなくても良い。
必要なところに人は集まってくる
これまで「フォロワー何人目指す!」とかいうのをゲーム感覚で何度かやってきたことはあるけど、あまりそれ以外で意識していたことは特にない。
SNSは基本的にその投稿が面白かったり興味を引くようなものであれば自然と人は集まってくる。
ある程度の数字を出すにはそれなりの期間が必要かもしれないけれど、お祭りの屋台が並ぶ道路でそれぞれが食べたいものを探すように、声をあげてたら必要な情報を探して必要なところに人は集まってくる。
「個の時代」に煽られない
「個の時代」だとか「音楽家もセルフブランディングをしよう」とか「SNSを駆使して自分を発信」という声が大きくなり、つい何かしないとと焦ることもある。
こうしたことで火がつく人もいれば、そうでない人もいる。
僕はただ自分が楽しいと思ったことをひたすら3年半くらい続けている。
楽しいからやるし、続く。
言ってしまえば「発信」はモノ作りで趣味のひとつかもしれない。
自分のペースで好きなことをやるから心地よい風が流れる。
心地よい風というのも人によって違うから正しい答えはない。
SNSで自己プロデュース
ここまできて矛盾するような見出しだけど、SNSを駆使していろいろやっている身としてそれっぽい話を書いてみる。
これが自己プロデュースというのかもわからないけど、僕はこうやってSNSを使っている。
ベースはこれ。面白そうだと思ったらフォローすれば良いしそうでないと思ったら外れたら良い。特に、吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動の中高生で僕をフォローしてくれてる人に伝えたいのが、必要なくなったらどんどん外れてもっと先に進んでねということ。
たまに丁寧に「フォロー外してすみません」とメッセージをいただく事があるけれど気にすることなし(お気遣いありがとう!)むしろどんどん新しい景色を見に行った方がいいし、必要があればまた来れば良い。
これは職種や立場によってアカウントを分けた方が良い人もいるからあくまで僕の考え方だけど、人はその「人物」に興味を持ってその先にある「顔」を知りたくなると思っているから、音楽専用アカウントとかは作らずにプライベートも全部一緒。
僕がどんな性格でどんな趣味や考えを持った人かを知った上で、僕の音楽家という一面を知ってくれたら良いと思うし、その方が直接会ったときのミスマッチなんかも少ないと思う。
仕事だって人と人のつながりで生まれるから、まずはどんな人かを知りたくなると思う。
書きたいときに自分のペースで書く、究極のマイペースで良いと思う。
ストイックに更新しようと思ったらストイックにやれば良いし、一日◯ツイートって決めてたらそうすれば良い。
きっと、いろいろなやり方を試して心地よい方法にたどり着く。
せっかく書くなら読みやすい方が良い。相手がTwitterからブログにアクセスしやすいようにリンクを貼ったり、ブログにはレッスンの案内や問い合わせフォームを作ったりと導線はきちんとデザインしてみる。あと、何かノウハウ系の記事を書くときは「届けたい!」とか思わないで、勝手に読み手を想像して書いてみる。
こうしたことを考えていると、特に読み手を想像するってところは演奏会のプログラムノートを書くときに役に立ったりする。
おわりに
僕がブログを始めたのは、演奏会のMC原稿を上手く書けるようになりたいからでした。
初めて司会原稿というものを書き、そこでもっと上手く書けるようになりたいと思ってブログを始めて文章を書く練習をスタート。
それから、自分がやってる吹奏楽指導の話やコントラバスのレッスンについて書いてみようと思って吹奏楽のコントラバスの話を書いてみることに。
そこから、もっと見やすいブログのレイアウトにするにはどうすれば良いかとかを考え始めて今に至ります。
「発信」は好きでやるから楽しいし、自分のペースで書きたいときに書く。
ノウハウはやりながら覚えていき、疑問に思った時に必要な情報を探しに行く。
その言葉が誰かの心に刺されば自然に数は増えるし、その人の情報が必要なくなったら数字は減っていく。
「発信」は日常に溢れるいいね、自分の過去を振り返った感じる「こうだったらいいのにな」を切り取って自分のペースで言語化のが面白いと思ってる。
人と比べたところで誰も幸せにならないから、自分のペースでのんびりいこうぜ。