日記

東京音大、再び。

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり教えたり、高校音楽科で非常勤の講師をしたり各地のアマチュアオーケストラや吹奏楽団の指導をしています。

さて、今月から指揮を学ぶために東京音楽大学へ通います。

指揮研修講座という社会人講座で、指揮のレッスンを受けたりマスタークラスに参加したりと毎週大学に通い勉強をしてきます。

今日は秋からスタートする研修生のガイダンスがあり、初回のレッスン日や秋学期の日程などを教えてもらったり、先生方との顔合わせがありました。

大学で学ぶ機会は財産

指揮研修生として大学に通うのは2回目で、前回は去年の春学期でした。

まだ、コロナが明けたばかりで仕事も多くなく時間にも余裕があったり、指揮を学びたいと思い受験をしました。半年という間でしたが、指揮棒の持ち方や図形の書き方から丁寧に教えてくれ、とても充実した時間を過ごすことができました。

何より、大学を出て改めて大学に通うとレッスンの時間の捉え方が変わります。

自分が教える立場になり、どこに目を向けたら良いかを伝える側にいるからか、自分がレッスンを受ける立場になったときの情報感度の高さ、アンテナの張り方など学生の頃には気がつかなかったような部分まで見えるようになっていることに気がつきました。

そんな感じで過ごした半年間は大きな財産となりました。

勉強時間を無理やり作る

と、前回はコロナ禍で生まれた時間を生かして大学に通いましたが、今回は普通に仕事をしながらの通学となります。また、指揮を学びに行きたいと思いつつも決まった曜日の決まった時間を空けるのが難しく見送っていましたが、春から生活環境が変わり半年間過ごした中で自分のルーティーンがわかってきたので、今年の下半期に無理やりスケジュールを空け、再び勉強しにいくことを決めました。

とはいえ、仕事で押さえているスケジュールもあるため今回は何日かレッスンをお休みしなくてはなりませんが、それでも勉強したいと今回の受講を決めました。

ほんとに分刻みのスケジュールになりそうで、18時過ぎに指導先を出て30分くらいで池袋に着き、そこから早歩きで大学に着きレッスン開始5分前には着けるようなスケジュール。

雑司ケ谷だと間に合わない可能性があるので、池袋ルートです。

スキルアップ、キャリアアップ

これから半年間、めちゃくちゃなスケジュールになるのは覚悟してます。

でも、今また本気で学べば音楽家としてのスキルアップ、キャリアアップに繋がるはず。

そして何より、自分を必要としてくれている場所でより良いものを還元したい。

僕は音大の指揮科を出たわけでもなく、指揮者の才能があるわけでもなく、教えることが好きで、見る規模が個人からパート、パートから全体へと広がり気づいたら指揮をする機会が生まれ、またそこから広がり活動の場が増えていったというタイプ。

とってもありがたいことだと思うので、この環境をフルに生かしていきたいです。

ということで、頑張って勉強してきます!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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