明日のためのレッスンノート(vol.17)
吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願って毎週更新している『明日のためのレッスンノート』先週は、第3と第4の中間ポジションの解説をしてきました。
レッスンノートは毎回コントラバスの運指表に基づいた12のポジションをしてきましたが、年内のポジション解説は今日が最後となります。
続きは年明けに、また一緒に進めていきましょう。
来週はコントラバスのコラムを書く予定です。
さて、『明日のためのレッスンノート』もいよいよ第4ポジションまで進んできました。
数字だけ見るとあまり進んでないように思いますが、ハーフポジションから一つずつポジションを追ってみると確実に進んでいることがわかると思います。
そして、これまで覚えてきた左手の形で押さえられるポジションの解説は今週を含めてあと3回。
残りのポジションは、これまでと違う左手の形になってきます。
そこまで覚えらたら吹奏楽作品のほとんどの音域をマスターできるでしょう。
少しづつゴールが見えてきました。
今週も頑張っていきましょう!
コントラバスの12のポジション〜第4ポジションとは?
コントラバスの運指表に基づいた12のポジション。
今回マスターするポジションは第4ポジション
と呼ばれています。
まずは、第4ポジションの音列を覚えていきましょう。
まめ知識
D、A、E各線の音列はG、D、A各線の第1ポジションと同じです。
- G線(ソ)…→レ(レ)→ミ♭(レ♯)→ミ(ミx)
- D線(レ)…ラ(ラ)→シ♭(ラ♯)→シ(ラx)
- A線(ラ)…ミ(ミ)→ファ(ミ♯)→ソ♭(ファ♯)
- E線(ミ)…シ(シ)→ド(シ♯)→レ♭(ド♯)
※ xはダブルシャープとしています。
第4ポジションキーポイントは親指にあり!上から降りてピタッと止まる場所
第4ポジションはハーフポジションや第1ポジションからかなり離れた場所にあります。
前の小節から音が跳躍して第4ポジションへ移動する場合など、ポジションを確実に取る方法として「親指の位置を理解することが大切なポジション」です。
- ネックに沿って、エレベーターのように降りてきた親指が降りてくる
- ネックの付け根となる場所で親指がピタッと止まる
- ピタッと止まった親指の向かいに1の指か2の指がくる
この3つが第4ポジションをより正確に取るコツだと考えています。
1の指か2の指がくる?楽器によって若干違う位置関係
ネックの付け根で親指がピタッと止まり、その向かいに1の指か2の指がくる。
これは楽器によってポジションの幅が違うので実際に自分の楽器で確かめてみてください。
僕の楽器は親指がピタッと止まった向かいは1の指。
多くの学校にあるコントラバス(SUZUKI)は2の指が向かいにくる傾向にありました。
親指に対して各指(1・2・4)の位置関係は練習の中でしっかりとあたまり入れておきましょう。
また前回に続き、初心者の方に「音が高くて」と相談される音域もこのポジション付近です。
親指の位置しっかりと覚え「これで大丈夫だ!」と思うまで練習をしてくださいね。
ポジションを覚える流れはこれまでと同じ!
ポジションの覚え方はこれまでと同じです。
各弦での音の並びを確実に覚えていき、全長スケールの楽譜を使って、自分が弾けるポジションのスケールを見つけて積極的に取り組んでいってください。
おわりに
明日のためのレッスンノート、今週はコントラバスの運指表に基づいた12のポジションより「第4ポジション」の解説をしてきました。
次回『明日のためのレッスンノート』は、吹奏楽におけるコントラバスの魅力を書いたコラムをアップします。
タイトルは何がいいかな「弦バスの魅力」なんて言葉を入れたいなと思っています。
さあ、今日で年内のポジション解説はおしまいです。
秋から一緒に頑張ってきてくれたキミ!
ありがとうございました。
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そして、明日はクリスマスですね。
今年も、みなさんにとって素敵なクリスマスが訪れますように。
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