吹奏楽部のレッスンをしていると、欲しい楽譜が手に入らない、部活が忙しくて松脂を買いに行けないという声が届くことがありました。
他にも遠方に住んでいると、楽器店に行くには親に車で連れて行ってもらう必要があったり、保護者の方が買いに行くということがあるようで、ならばブログ経由で練習に必要な小物を買えるようにしようと、あると嬉しい!コントラバスのお役立ちアイテムを集めました。
これから部活動でコントラバスをはじめる人も持っておきたいアイテムです。
全て実際に使用しているものなので、使った感想を交えながら紹介していきます。
基礎合奏の本も自分のが欲しい!
吹奏楽部では合奏をする前にハーモニー練習やリズム練習といった基礎練習を全員でやる基礎合奏の時間を設ける学校が多くあります。
基礎合奏で使用するテキストは学校にあったり、代々パートで使われている本を使うことが多いですが、中には「学校にある本には書き込みがしにくいから自分の本が欲しい」という声もありました。
だけど、基礎合奏の教則本は店頭にないことを多いので手に入りにくいです。
ここでは多くの学校で使われている代表的な基礎合奏教本を取り上げます。
3Dバンドブック
基礎合奏の定番3Dバンドブック、実はコントラバスのパート譜がありません。
なのでチューバやファゴットパートの楽譜を使い練習に参加しています。
僕はチューバの楽譜を研究していたのでここではチューバパートの紹介します。
使った印象メモ
コントラバスの最低音(E線のE=低いミの音)より下の音が出てくるので、オクターブを上げて弾くなど曲によって臨機応変に対応していくことが必要です。
リップスラーやアンブシュアの練習は不要、コントラバスの教則本ではないこと、フィンガリングとボウイングが書かれていないので個人練習にはおすすめできません。
各調3番の練習曲を二分音符で弾き、音を出すタイミングをズラして三声を作る、5番の練習曲でボウイングを付ける練習をするなど経験者であれば楽譜を工夫しながら練習ができます。
JBCバンドスタディ
最近、多くの学校で見かけるようになった基礎合奏の教則本。
各パートの楽譜があるためコントラバスパートもあり、楽器の知識や基礎練習が書かれています。
使った印象メモ
コントラバスの教則本としての役目を果たしつつ基礎合奏教本として書かれている一冊でボウイングの記入があるのが初心者に優しいです。
個人で取り組むと進め方が難しい印象ですが、僕が初心者講習会で伝える内容は12〜13ページ、1ページに書かれています。
12〜13ページを理解し練習し、1ページに戻りスケール2、スケール3を押さえたらコントラバスの教則本を開いてみることをおすすめします。
楽器の基礎とバンドの基礎
吹奏楽部では基礎合奏のテキストや各学校が独自に取り組む基礎合奏の楽譜で基礎練習をしている人を見かけますが
- 基礎合奏はバンドの技術向上のため
- 基礎練習は楽器の演奏技術向上のため
と考えてみると、楽器の基礎はそれぞれの楽器の教則本を使って取り組み、演奏に必要な技術を身につけた上で基礎合奏のテキストを開いた方が上達が早く書かれている内容への理解度も深まります。