活動記録

指揮を習いにいこうと思った話

Xのタイムラインを眺めていたら【公式】東京音楽大学指揮専攻のアカウントにて《東京音楽大学指揮研修講座》2026年度春学期の募集スタートの記事を見かけました。これ、指揮を学びたいと思ってる人に本気でおすすめしたい講座です。

今、オーケストラや吹奏楽団合わせて5つの団体で常任指揮者をしたり、吹奏楽部から大学サークルまで幅広く合奏指導から分奏、パート指導をしていますが、その土台を作ってくれたのが東京音大の指揮研修講座です。

元々、教えることが好きでレッスンをしたり合奏指導に関わったり、一般団体の指揮をしていたのですが楽団がどんどん上手になる中で指揮の技術が追いついてかないということを何度か経験し、自己流に限界を感じたこと。せっかくいただいたオファーを経験不足で断ってしまった悔しさ。この二つの出来事が指揮を学びにいこうという思いに変わり、まだコロナ禍にあった頃、学びにいくなら時間のある今しかないと指揮研修生になったことを覚えています。

音大で指揮を学ぶというと、とても敷居の高いように感じますが指揮研修講座は演奏家、吹奏楽指導者、学校の先生、部活動の顧問、アマチュア音楽家、趣味で指揮を学びたい方など本当に幅広い層が集まり学ぶ機会なので指揮や音楽を勉強するだけでなく、いろんなフィールドで音楽と向き合っている人とのコミュニケーションも楽しい講座です。

半期ごとの更新制なので、通年でも通えるしお休み(修了)も可能。

僕は半期通い、資金を貯めたりしてまた半期通って合計で1年間通いました。頭の中では4年計画を立てているので、残り3年分はどこかで復帰する予定です。家賃や日々の生活費、奨学金の返済をしながら通うのは大変なところもありましたが、振り返ってみると、本当に飛び込んで良かったと思う先行投資でした。

指揮を学ぶ中で一番よかったと思うのは、伴奏ピアニストの先生方が自分が振ったように弾いてくれることで、目の前のアンサンブルが整わないのは指揮者に原因があるんだよってことを音で教えてくれることでした。ある意味、残酷ですがこれが現実なんですよね。

吹奏楽部や一般団体の合奏でも音が合わないときはまず自分を疑う。この大切さを体験しながら実感できたのは大きな財産です。ざっくり言うと「現場でやったら嫌われる、呼ばれなくなる、クビになること」をたくさんできる。そしてプレイヤーとして「その指揮じゃ入れないよ」と思ってたことを自分がやっているという盛大なブーメランが飛んでくる。

これを身をもって実感できるというのは本当に良い経験だと感じてます。
要は、思いっきり失敗できる場所であって、その失敗を自分の糧にして行ける場所なんですね。

ちょっと話が変わりますが、先生という仕事をしてても本当に失敗を恐れて前に進めない人が多いと感じてるので、失敗することや恥をかくことの大切さは伝えていきたいなと思います。

本当《死ぬこと以外かすり傷》みたいなマインドで良いと思うんですよね(かすり傷も痛いけど)

ということで、東京音楽大学の指揮研修講座、興味ある方はちょっと調べてみてください。吹奏楽指導を本気で仕事にしたい人なんかにもおすすめです。僕は、今一番優先順位の高い教員免許の取得を終えたら指揮研修生に復帰する予定です。

はじめて指揮のレッスンを受けた日と修了前の比較です。
半年でも結構変わりますね。

いくつになっても新しいことにチャレンジするってワクワクするし、何をはじめるにも今日が一番若いので仕事をしながらいろんなことを掛け算させて、良いキャリアを作っていきたいと思います。

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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