今日は神奈川県にある洗足学園音楽大学(以下、洗足)にて2017年度全日本吹奏楽コンクール 課題曲クリニックに演奏で参加してきました。
洗足では毎年「課題曲クリニック」を開催しているようで今日も朝から楽器を持った中高生、そして大学生や大人の方までたくさんの人が。4月が終わったと思えばもうコンクールに向けての練習が始まっているんですね。
暑い、そして熱い夏まであと数ヶ月。
宍倉晃 with 洗足ウインド・シンフォニー
僕は朝から宍倉晃先生がナビゲーターを務める洗足ウインド・シンフォニーへ参加していました。このクリニックは課題曲全曲を宍倉先生の解説とともに練習方法や注意点を実演しながらクリニックが進行していきます。
こういう音符の時に予想できる演奏として、ついやってしまいがちな吹き方を実演したり、楽譜に書かれていないけどこういう時はこう吹くと良いといった方法を実際に演奏して聴き比べられるのはとても勉強になりました。
マーチの仕組みの解説や課題曲5番の分析も、文章のみでなくこうして演奏がつくとより一層わかりやすくなるなと改めて感じました(よし、メモメモ…!)
ベートーヴェンの書いたヤバい連符の話
課題曲5番では作曲者の川合清裕さんと伊藤康英先生のトークも。
少し前にTwitterでも話題になった「課題曲5番の64分音符で驚いてるけれど、ベートーヴェンは128分音符を使っているぞ!」の話がとっても楽しかったです。
突然ひらめいた?アイディアで演奏してみたり、伊藤先生はとっても楽しそうにお話をされるので聞き入ってしまいました。
真剣な眼差しで楽譜を見る中高生を前にして…
1日長丁場でしたが、どの曲もたくさんの聴講者が来てくれました。学校の顧問の先生かと思われる人や大学生など。そしてやはり吹奏楽部員の中高生が圧倒的に多かったです。
ある曲では演奏者の後ろまで聴講者がいたり、楽器の隣に座っていたり。みんな真剣に持参したスコアや楽譜にメモを取りながら演奏に耳を傾けていました。
また、演奏が始まるとプレイヤーに視線が行く子達が多かったのが素晴らしいな〜!と感じました。目の前で音大生が演奏しているなんて貴重なチャンス、息の吸い方や体の使い方、指揮者を見る時、普段の視線、コントラバスだったらボウイングやフィンガリングを盗めるチャンスです。真剣な眼差しで楽譜を見る中高生を前に、クリニック終了後に開催されるコンサートに急ぐ姿や大行列を前にして、夏のレッスン頑張ろう!と気合をいただきました。さし!
課題曲ワンポイント・アドバイス
先生方のような素晴らしいレクチャーなんてできませんが、Twitterでコントラバスを弾いている中高生から悩み相談を受けたりしたので、力になれたらと課題曲ワンポイント・アドバイスというシリーズをブログで書いてみました。
パートに自分一人しかいない、周りに教えてくれる人がいないという吹奏楽部のコントラバス奏者へ向けたちょっとしたアドバイスです。
このブログの過去記事に全曲上がっているのでもし道に迷った時に、落ちていた地図を開くような気持ちで見てみてください。力になれたら嬉しいです。
さて、アツい1日が終わったので明日も気合入れていきましょう!