楽器が上手くなりたいなら「自分は下手だ」という思い込みを捨てる。

吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願ってはじまりました『明日のためのレッスンノート』

今日から来年3月末まで毎週更新していきます。

今年もこれまでと変わらずパートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいないという環境で練習に励む人たちへ向け「胸を張って先輩になる」ことを目標に書いていきます。

吹奏楽という言葉が多く出てきますが、オーケストラ部や弦楽合奏、ギターマンドリンなどコントラバスが編成に入っている音楽系部活動の人に向けても伝えていきたいというのが僕の思い。

アンサンブルを楽しむ中でコントラバスを弾くために知っておきたい最低限の基礎・基本を書いていくので、良かったら一緒に勉強していきましょう。

今日のお話は「下手」という思い込みからの脱却。

僕はこれまで10年近く吹奏楽指導に関わってきて、下手な人はほとんど見たことがない(嘘だと思う人結構いると思う)

楽器が上手くなりたかったら、まずはここから。

それでは、早速レッスンノートを開いていきましょう。

自分は下手だと思ったことある?

まず、僕から質問。

今、リアルタイムで自分が下手だと思いますか?

  1. はい
  2. いいえ

ここまで何秒で答えられましたか?


次は「はい」と答えた人に向けてもう一つ質問。

「下手の定義」って何ですか?

多分、さっきより答えが出るのに時間がかかるよね。

で、もう一つ質問。


何を思って下手だと思う?

さっきより答えやすかなと思いますが、ここまで明確な答えが出せた人はどれくらいいるだろう。

これ僕がレッスンで質問すると、多くの人が答えられません。

でも、みんなどこかで自分を下手だと思ってる。

あまり自信がなさそうに演奏する。

これってもったいなくない?

ってところが最初のお話。

僕の考える「下手の定義」

「下手の定義」はきっと人の数だけあるかもしれないけど僕の中ではこう定義する。

下手な人=できることをやらない人

できる能力があるのにやらない、怠けてしまう、準備不足

こうした人は下手だって思われても仕方がないよね。

それから「自分はこう演奏する」という思いが一線を超えてしまい好き勝手演奏してしまう人も、アンサンブルの中では「下手」と思われてしまうかもしれない。

僕の考える「下手の定義」はこんな感じ。

ここまで読むと、冒頭に書いたことが嘘じゃないことわかると思う。

知らないだけ、わからないだけ

だから、ほとんどの人は「下手」じゃないんですよね。

じゃあ何?ってなると以下の二つに分かれる

  • 知らないだけ
  • やり方がわからないだけ

だからこの機会に学べばいいし、わかるようになればいい。

最初は上手くいかないかもしれないけど全然OK。

少しずつ慣れていけば良いし、継続こそ力になる。

まずは「下手」という思い込みから脱却すること。

そこから始めてみようと思う。

「下手」と思っている人が明日から実践してみると良いこと

これまで多くの学校を指導してきた中で「自分は下手だ」と思っている人を多く見てきた。

自信がなさそうに弾いている姿は実にもったいない。

  • いつもより少しだけ弓をたくさん使う
  • 短い音を短くしすぎず長く
  • 誰かと握手をするように弓を持ってみる
  • 松脂をしっかり塗ってみる(表面に毛の跡がつくのがポイント!)
  • 音程は気にせず身体を使って大きく弾く
  • 音程取れなかったら弦を握ってもOK(後で左手の形を覚えればOK)

かなり大雑把に書いてるけど、この辺りを意識するだけでも変わってきます。

詳しいことは今後レッスンノートで書いていくので、まずはいつもより大きく、堂々と弾いてみる(だから大きくって何!笑)

ここを押さえて次へ。

何が知らない?わからない?

自分のことを下手だと思っている多くの人は「下手」なのではなく知らないだけ、やり方がわからないだけ。

レッスンノートを持っている人は3ページ目を開いてみると「目次」があります。

ここに書いてあること、いくつ知ってる?

ここにはコントラバスを弾く上で知っておきたい最低限の基礎・基本が書かれてあってこれらを学んでいくことが大切。

目次を見て、知らないこと、わからないことを一つ一つ解決していけば大丈夫だよね。

こうして自分の心の引き出しに知識や経験を集めていく。

これらを7ヶ月間続けたらどうなるだろうね、楽しみだ。

今週のまとめ

第一回目は「下手の定義」を考えて、本当に自分が下手なのかを考え直してみる。

まずはネガティブな思い込みから脱却すること。

そして、コントラバスには運指表に基づいた12のポジションがあるということを知る。

このポジションを理解しているかどうかで圧倒的な差がつくところだから、覚えておきたいところ。でも、なんとなくで良し(ここでポジションの穴埋めテストなんかはやらない)

そして次の課題として5ページ目にある「開放弦を使った右手の練習」を毎回の練習で取り入れてみてください。

とりあえずメトロノームを60に設定して、弓の元から先まで同じスピードで弓が使えるように練習。

これを来週までの宿題としてみます。

おわりに

『明日のためのレッスンノート』今週は「下手の定義」を考えるをテーマに書いてきました。

コントラバスという楽器を手にしたけれど、パートは自分一人だけ、周りにコントラバスを教えてくれる人がいないという環境は思った以上に過酷。

駒が反り、僕たちプロ奏者でも弦を押さえるのが辛い楽器で練習をしたり、何年も張り替えられていない弓の毛で十分な音量を出せず力任せに演奏してしまう姿。

他の楽器からコントラバスへ移ったものの、一度も習う機会を設けられず右も左も分からないまま練習をしたり、ジャーマンボウをフレンチスタイルで持って弾いていた姿。

基礎合奏のテキストでリップスラーやタンギングの練習を基礎練としている姿、ヴァイオリン用の硬い松脂を塗って「音があまり出せなくて」という声。

とくに遠方の講習会へ足を運ぶと今すぐにでも手を差し伸べたい場面が何度もありました。

こうした現場と何年もの間向き合ってきてたどり着いたのが、レッスンという音楽体験を通して一人一人と向き合うことは難しくても、インターネットを使いコントラバス奏者としての経験と指導者としてのノウハウを公開し、環境の変える手助けをすることはできるということ。

これから来年3月末まで毎週コントラバスのワンポイントレッスンを始めます。

教則本も全ページ公開しているので、ぜひお役立てください。

みんなもっと上手くなれるし、自分の中にある能力に気づいてない人多いんだよね。

その能力を引き出すのが指導者の役目。

面白そうだと思ったら、来年の春までついて来てください。


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ABOUTこの記事をかいた人

1987年、千葉県生まれ。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校を経て洗足学園音楽大学へ入学。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員、ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。また、日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザーの資格を持つ。