連日いろんなところでお知らせをしていた、ブラス・エクシード・トウキョウ第19回演奏会〜吹奏楽が奏でるゲーム音楽vol.7〜たくさんのお客さまにご来場いただき、大盛況の中終演しました。
今回公演は、エクシードの数ある企画の中でも爆発的な人気を誇るゲーム音楽特集でした。
2010年からじまった、吹奏楽が奏でるゲーム音楽シリーズはこれで7回目。
中でも第2部は専属アレンジャーの藤岡睦穂が手がける原曲とストーリーを忠実に再現したエクシードだけのスペシャルアレンジで、ここでしか聴けない演奏です。
天空をかける城を舞台に繰り広げられる物語
第1部はドラゴンクエストⅣ・Ⅴ・Ⅵの世界へ。
「天空三部作」と呼ばれるこの3作品は天空をかける城が物語のキーワードとなっています。
昨日の演奏会では、ミュージックナビゲーターの「ドラゴンクエストⅣの世界へと、いってらっしゃい!」という声に続いて鳴り響くトランペットのファンファーレが、聴き手をドラゴンクエストの世界へと誘います。
この「天空三部作」ドラクエⅣは本当の正義とは何かを問い、続編のⅤで親子の絆を描き、完結するⅥで夢と現実という二つの世界を生きる人々の姿を描いた人間ドラマがありました。
ドラゴンクエストⅤの演奏前に読み上げられた父パパスのセリフは、パパスが最期を迎える前、とある町で幼少期の主人公にかけた言葉。
そのあとに演奏された「戦火を交えて〜不死身の敵に挑む」は、亡き父パパスがゲマと戦かったシーン、そして数々の困難を乗り越えに再びゲマとの戦いに挑む主人公の姿でしょうか。
ほっほっほっほっ。
ここで 待っていれば
来ると 思っていました私のことを
おぼえて いますか?(幼少期に父を目の前で亡き者にしたゲマに再会したときのセリフ)
ドラクエⅤは不屈の名作ですね。
演奏会に前にTwitterでとったアンケートはこのような結果になりました。
https://twitter.com/bexceed/status/984016680761352192
さて、みなさんのお相手は?
続くドラゴンクエストⅥは、夢と現実二つの世界を舞台に繰り広げられる不思議な物語。
物語の最後に夢の世界の人々の姿が消えていくシーンが印象的ですよね。
そんな夢の終わりを告げるのはエンディングテーマ「時の子守唄」
マジで泣けます。
だんだん語彙力がなくなってきたので次いきます。
ゲーム音楽を一つの音楽作品として楽しむすすめ!
ゲーム音楽のコンサートをやっていると、ゲーム知らないから曲がわからないという声をよく聞くのですが、確かにそうなんです。
でも、このゲームはこういうテーマのお話なんだなってことを知って曲を聴いてみるといろいろな世界を想像できると思うんですよね。
第2部で演奏した、レガイア デュエルサーガというゲームは、自然との調和をテーマにした物語だそうです。
この「自然との調和」というテーマを知って音楽を耳にしたときに、頭の中に広がるイメージは人それぞれですが、こうしてゲームを知らなくともテーマを知って一つの音楽作品としても楽しめる、これがゲーム音楽の魅力だと思います。
ちょっと話が脱線しますが、大草原の歌という吹奏楽作品があります。
作曲者のレックス・ミッチェルさんは、曲の解釈は人それぞれに委ねられるべきという言葉を残していて、あまり曲の解説が残っていません。
この言葉、ゲーム音楽の楽しむヒントな気がします。
帰り道「今日のこの曲はこんなシーンかな?」って会話が聞こえてきたら嬉しいです。
そして、演奏会の最後にお届けしたグラビティデイズ2というゲームはとにかく絵が綺麗。
繊細に描かれたテーマパークのような世界を見たときは感動しました。
オフィシャルサイトの動画が上がっているのでぜひ見てみてください!
さいごに
今年のエクシードは盛りだくさん!
秋にはエクシードの木管打楽器セクションを軸に結成されたEXCEED THE WINDSの演奏会。
秋川キララホール主催のドラゴンクエスト・コンサート。
他にも情報解禁され次第どんどん発信していきます、お楽しみに!
演奏会の感想は ♯ブラスエクシード でご覧いただけます。
改めて、ブラス・エクシード・トウキョウ第19回演奏会へお越しくださりありがとうございました!