コントラバスの井口です。
僕は20代半ばの頃に趣味でアロマテラピーをはじめました。
きっかけは、代々木公園からの帰り道に立ち寄ったお店での出来事。
代々木公園で1日遊びつくしてヘトヘトに疲れている帰り道、表参道にあるいい匂いのするお店に立ち寄って「アロマテラピーってあのいい匂いがするやつか〜」って感じで店内を回り、香りを楽しんでお店を出たとき、さっきまでの疲れが吹き飛んでいることに驚きました。
なにこれ、爆睡したあとみたいに超スッキリしてる!
ドラクエで例えるならベホマの呪文を、FFであればケアルガを唱えた感じ。
ポケモンであればポケモンセンターに預けた直後のような感じです。
この不思議な体験をきっかけにアロマテラピーに興味を持ちはじめ、香りを拡散するディフューザーやエッセンシャルオイルを買っていくうちに、アロマテラピー検定というものがあることを知りました。
そこで思いついたのが
- 音楽家のプロフィールに変わった肩書きがあったら面白そう!
- 名刺とかに香りをつけたら素敵!
ということ。
ならば勉強してみようと今度は検定の勉強を始めることに。
そして1年ほど使って
- アロマテラピー検定 1級、2級
- 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
の資格を習得しました。
検定は市販のテキスト&香りテストに出てくる精油を買って勉強すすれば合格率は高め。
アドバイザーは認定講習会を受ければ習得できますが、インストラクターやセラピストになるためには、より専門的な勉強が必要になってきます。
気になる方はこちら!(公益社団法人 日本アロマ環境協会のサイトヘ飛びます)
そんな感じで、前置きが長くなりましたが、せっかくアロマテラピーの資格を持っているので、エッセンシャルオイルを使ってこの時期に辛い花粉症を和らげる方法を書いていきたいと思います。
最後に、エッセンシャルオイル(精油)を使う上での注意点も書いてあるので合わせてお読みください!
自然の力が花粉症状を緩和してくれる
これまで、たくさんの治療法や対策が紹介されている花粉症ですが、アロマテラピーで使用されるユーカリのエッセンシャルオイル(以下 精油)を使って花粉症を和らげてくれることがあります。
ユーカリは、コアラがセンプレ食べてる葉っぱです。
ユーカリの精油が持つ効能
ユーカリはオーストラリアを原産とする樹木で、強い殺菌作用を持っており、オーストラリアの原住民族であるアボリジニが薬草として、感染症や怪我などに古くから使用してきたというエピソードも残されています。
ユーカリはたくさんの種類がありますが、アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)として使われる代表的な品種は、ユーカリ・グロブスとユーカリ・ラディアータです。
グロブスとラディアータの違い
2つの精油の違いはこちら、香りがちょっと違います。
- ユーカリ・グロブス
立ち上がりの早い香りが鼻にツーンとくるスカッとした爽快な香り。
強い殺菌作用を持ち風邪の予防・緩和にもオススメ。鼻の通りを良くしてくれます。
- ユーカリ・ラディアータ
グロブスよりも優しく刺激が弱く優しさがあります。
気分をリフレッシュさせてくれグロブス同様、風邪や花粉症の予防・緩和にオススメです。
辛い花粉症に悩む人にオススメの使い方
辛い花粉症に悩む人向けに使用する方法としては、この3つがおすすめ
- マスクに精油を落とす方法
マスクの外側(内側だと精油が直接肌についてしまいます)に精油を1滴落とします。根本的な原因を取り除く(治療)することはできませんが、ユーカリ精油の成分で症状が緩和され、スーッと鼻が通りやすくなります。
ユーカリの香りが強すぎるという方はペパーミントやローズマリーもオススメです。
※1滴以上落とすと香りが強くなり頭痛などがする場合があるので注意が必要です。
- アロマディフューザーやアロマランプで部屋に香りを拡散させる方法
ユーカリの成分を含んだ香りが部屋に拡散され鼻づまりを緩和させ、どんよりとした空気をスッキリ爽やかな香りにしてくれます。
僕はアロマディフューザーを使っていましたが、水を取り替えるのが面倒になって、火を使わない電気タイプのアロマランプを使用しています。
- お風呂でアロマバスを楽しむ方法
お風呂に精油を落とせばバスルームいっぱいに香りが広がるアロマバスを楽しむことができます。
半身浴の場合は1~3滴
全身浴の場合は1~5滴がアロマバスで使用する使用量の目安です。
安全に楽しむために、知っておきたいまめ知識
精油の中には刺激の強いものもあるので、肌の弱い方は小さじ1程度のキャリアオイル(植物油)で薄めて湯船に入れると良いでしょう。キャリアオイルはホホバオイルやスイートアーモンドオイルでアロマテラピーの店や無印良品でも扱っています。
アロマテラピーを安全に楽しむために、知っておきたいこと
アロマテラピーで使用する精油は植物が持つ芳香物質なので、精油を多量に使用してしまったり直接肌につけてしまうと肌荒れや頭痛、吐き気などの副作用が発生してしまう可能性があります。
- 直接皮膚に塗らないこと
唯一、直接皮膚へ塗ることができるのはラベンダーとティートゥリーのみです。
ニキビや傷あとに綿棒で塗る程度ですが、肌の弱い方は十分注意してください。
- お年寄りや即住症の方への注意
最近、認知症にアロマテラピーが注目されていますが、香りに敏感に反応する場合があるので初めは基準の半分以下の量で試すと良いです。
- 妊娠中の方は使用を控える
妊娠中は体が敏感です。
芳香浴以外を楽しむ場合には注意が必要です。
- 子供の為の注意点
3歳未満の乳幼児へは芳香浴以外は行わないようにします。
大人に比べ抵抗力が弱い乳幼児は、精油の影響を受けやすいです。
- 光毒性に注意
皮膚に精油を塗った状態で強い紫外線が当たると、色素沈着や炎症を起こすことがあります。ベルガモット、レモン、グレープフルーツといった柑橘系の精油に含まれる成分で「光毒性」といいます。
他にも、てんかんや喘息を持っている方は使用を避けた方が良い精油などがあるので心当たりのある方は使用する前に一度調べておくとより安全に楽しむことができます。
また、同じ空間で生活している動物がいる場合は、香りが身体に思わぬ影響を与えてしまうこともあるので、犬や猫、鳥などのペットと暮らしている場合は十分に注意してお楽しみください。
こちらのサイトに、動物とアロマテラピーの相性について詳しく書かれています。
注意事項を守って使用すれば、香りのある生活は日常にプラスαの楽しみを増やしてくれます。
花粉症の辛い季節、香りのある生活いかがでしょうか!