夏が終わりに近づき、TwitterのDMやLINE@の相談メッセージも少しずつ落ち着いてきました。
夜になると秋の風を感じるようになって、吹奏楽指導に明け暮れた1ヶ月前のことを思い出すとノスタルジックな気持ちになります。
さて、今夏届いたメッセージを読んでいて疑問に思ったことがありました。
それは下手って言葉の使い方。
その「下手」は何を指しているの?
質問の中で疑問に思ったのは「私は下手で〜」や「本当に下手なバンドで」というワード。
メッセージを読んでみると、技術的に劣っていることや、バンドの演奏クオリティに対して下手という言葉を使っているのかと思いますが、本当に下手なのかな?
大人の中でも、たまに耳にするこの言葉。
僕は下手という言葉をほとんど使わないので、この下手という言葉の使われ方に疑問を持っていました。その下手って言葉は何を指してるの?
上手く演奏できないから下手なのか
下手っていう言葉を調べてみるとこういう風に書かれています。
下手(へた)とは、あるものごとを人並みに達成できない様子で、道具などを操るときの不器用さを表現するときによく用いられる。
確かに、ものごとを人並みにできない様子、不器用さを表現するときに使われますね。
でも、吹奏楽指導をやっている環境で使われる下手という言葉を聞くたびに、ものごとを人並みにできない=やり方がわからないっていう面もあるんじゃないかと考えています。
「下手」なんじゃなくて、やり方がわからない
下手という言葉の使い方は人によって違いますが、ほとんどの場合、下手なのではなくてやり方がわからないことが多いと考えています。
とくに、吹奏楽におけるコントラバスであれば、周りにレッスンを受けられる環境がなかったり楽器を教えてくれる先輩がいないという環境で練習している人が多くいます。
自己流でやっていることも多いので、きちんと楽器の基礎を習得していないと、一生懸命練習していても思うように演奏できなくなってしまうことがあります。
でも、こうした場合レッスンを通してやり方を伝えるとできるようになる。
下手なのではなくて、やり方がわからない、知らないだけなんですよね。
一生懸命練習してたからこそ、ちょっとのアドバイスでできるようになる。
下手なんかじゃない。
下手(へた)の定義を考えてみる
じゃあ、何を持って下手というのかと考えてみると答えはこう。
できることをやらない人
どこか胸をえぐられるような思いでカタカタ書いてますが、こんな答えが出てきました。
おわりに
たくさんのメッセージを読んで、僕自身も考えさせられることがたくさんありました。
一生懸命やって、上手く演奏できないのは決して下手なんかじゃない。
その自分自身に対して使ってる下手って言葉、本当にそうか?
下手なのではなくて、やり方がわからないことの方が多い気がしました。
それでは、また。