先日、平均月給34万600円で過去最高に 男女間賃金格差は最小 最高は“電気・ガス”44万4000円 厚労省調査というニュースを目にしました。
僕は割とこうした数字に敏感で、いま世間の同じくらいの年代の人はどれくらいの年収をもらい、毎月どのくらい稼いでるかにとても興味があります。
三菱東京UFJ銀行のサイトには、国税庁が出したデータが載っていました。
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者1人あたりの平均年収は460万円です。内訳をみると、平均給料・手当が388万円、平均賞与が71万円となっています。平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は12.5年です。
引用:日本の平均年収は?中央値や年齢別・男女別・職種別の平均年収も徹底解説!
今回のニュースは「月額賃金」で、国税庁は「年収ベース」なので、厳密には同じ条件のデータではないものの、こうした数字を並べてみることで、今の社会の中での収入の感覚がなんとなく見えてきます。
比較ではなく把握をする
平均より上か下かを気にするためではなく、「自分はいまどのあたりにいるのか」を知るための材料として、こうしたデータに触れておくことにも意味があるのではないでしょうか。
特に、音楽大学に生徒を送る立場になり、音大進学を目指す中高生のご家庭と関わりが増える中で、こうした視点の重要性を強く感じます。
「好き」や「やりたい」だけでなく、社会の中での現実的な水準を知った上でキャリアを考える。そのためにも、まずは大人である自分たちが世間の基準を把握しておく必要があると考えます。
両立を考えよう
音楽の世界では、「お金は二の次」「稼げなくてもいいから音楽で生きたい」という価値観を持つ人も少なくありません。
その気持ちは、とても大切なものだと思いますし、実際にそれが原動力になっている場面も多くあります。
一方で、年齢を重ね、生活環境やライフステージが変化していく中で、「好き」だけでは乗り越えられない現実に直面することがあるのも事実です。
だからこそ、「お金か、やりがいか」という二択ではなく、どのように両立させていくのかという視点を考えていきたい。
そのための一歩としても、まずは世間の平均や基準を知り、自分の現在地を把握することには大きな意味があると感じています。
「好き」ではじめた道を、「続けられる形」に
幸いにも、自分自身は現在、平均月給を一つの目安として見たときに、その水準以上で仕事をさせていただいています。ただ、それは特別なことというよりも、これまで試行錯誤してきた結果のひとつに過ぎません。
だからこそ、その過程や考え方、向き不向きといった部分を、門下生や進路相談に来てくれる子たちに伝えていくことにも意味があるのではないかと思います。
まだ、これといった明確な結論があるわけではありませんが、「好き」ではじめた道を、「続けられる形」にしていく方法を考え、トライし、伝えていくことを、これからも続けていきたいと思います。