コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
コントラバスを弾いたり教えたり、高校の音楽科でコントラバスの先生をしたり中高吹奏楽部からアマチュアオーケストラ、吹奏楽団の指揮・指導をしたりしています。
先日、指揮者を務めるよこはま月曜吹奏楽団の第6回演奏会が開催されました。
平日休みでも、吹奏楽がやりたい!をコンセプトに活動している吹奏楽団で、名前の通り練習も演奏会も月曜日にやってしまう楽団です。
はじめは、平日吹奏楽団という企画の中の月曜日に活動する楽団としてスタートし、今に至るのですが、このよこはま月曜吹奏楽団の演奏会の特徴というか面白いところは、司会者を置かず、指揮者がMCもこなすというところです。
そんな中、昨年の演奏会からあることを取り入れてみました。
祝電披露の時間に「楽団紹介」を入れてみた
この、あることというのはいただいた祝電と合わせて楽団の紹介をするということです。
なんか、いただいたメッセージのお礼というか、感謝の気持ちだったり、お互いの活動を応援するような形が作れたら面白そうじゃね?と思いはじめました。
もし、楽団を紹介した中で会場に来てくださったお客さまの中で一人でも、演奏会行ってみようかなとか、楽団探してるから調べてみようかなとか、思ってくれたら嬉しくないですか?
そんなことを思ってひらめいたのが楽団紹介です。
本当はもう一つの理由もあるのですが、一旦置いておきますね。
祝電披露のときに楽団紹介を入れるコツ
祝電披露のときに、どんな感じで楽団紹介をするのか少し書いてみます。
面白い!と思った方、ぜひ取り入れてみてください。
まず、祝電が届いたら楽団の名前で公式SNSアカウントやホームページを検索し、
- 活動地域や活動日
- 主な活動内容
- 直近の演奏会
を調べます。
そして、指揮者が知り合いだったり、自分の好きな曲があったら付箋にメモしておきます。
これだけでOK。
あとは、祝電披露の時間にいただいた祝電を紹介したあとに楽団の紹介をするという流れです。
長くは喋らず紹介はシンプルに、何かエピソードがあればそれを交えて紹介します。
祝電披露で楽団紹介を思いついた出来事
祝電披露の時間に楽団紹介を入れてみたというのを思いついたもう一つの理由というか出来事があって、それは僕が漢字読めなくて慌てた先に思いついたということでした。
これは、昨年のよこはま月曜吹奏楽団の演奏会ので出来事なのですが、休憩中に祝電を届けてくれました。なので、「ありがとう!予定通り紹介します!」と受け取ったはいいものの、開いてみたらそこに書かれているのはちょっと難しい漢字。
なんて読むんだっけ?とスマホで調べようとするものの、演奏会の途中休憩で次の準備もあるのであまり時間がありません。
楽屋に行くのにエレベーターを使うホールだったので5分前には舞台裏に待機となると、さあ大変。
というか「読み方がわからないのにスマホで調べられなくね?」
と、冷静に思い考えた結果「祝電読むだけじゃ面白くない、楽団の紹介だ!」と思いつき、スマホで各楽団の公式SNSを調べて活動内容をメモ、チラシの画像に載ってる曲で紹介できるものを書いてみたり、指揮者が知り合いだったら名前もメモってみたりとあと5分で次はじまりますのような中で思いつき、とっさにはじめたのが楽団紹介でした。
楽団同士がエールを送る機会になれば嬉しい
舞台裏で「この漢字なんて読むの?」と教えてもらいつつ、「この楽団は〜」と楽団の紹介をしてみたり、「今度の演奏会のプログラムでは〜」と好きな曲があったらちょっと喋ってみたりしたところ、アンケートや演奏会後のSNSの投稿でも祝電披露の楽団紹介が良かったという声をいただくことがあり、ならば今後も祝電の時間に楽団の紹介をするようになりました。
演奏会でマイクを持って喋るというのはまだ不慣れですが、いただいた祝電と合わせてその楽団の活動や演奏会のことを指揮者自ら紹介することで、楽団同士がエールを送るような時間になったら嬉しいですよね。
そんな文化が育つといいなと思っています。