日記

市川ウインドオーケストラ クリスマスコンサート2023ご来場ありがとうございました!

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり教えたり、吹奏楽指導をしたり、最近では指揮者としても活動しています。

さて、先日の土曜日に市川ウインドオーケストラのクリスマスコンサートが開催されました。

市川ウインドオーケストラ(以下、市川ウインド)は千葉県市川市で活動している吹奏楽団です。

年に一度の定期演奏会のほか、地域のイベントへの出演や冬のクリスマスコンサートなど年間を通してさまざまな活動をしています。

市川ウインドオーケストラとご一緒するのは3回目。

久しぶりの共演、とても楽しみでした!

クリスマスコンサートを振り返る

今回、練習期間が約2ヶ月といつもより短い期間での取り組みで、コンサートに向けた練習は10月の半ばからスタートしました。

今年の夏の定期演奏会や春のサウンドフェスティバルの様子がYouTubeにアップされていたので見ていたのですが、確実に音が良くなっているという印象がありました。

初回の練習は人数が少なかったものの、まとまりのあるスッキリとしたサウンドが聴こえてきました。去年とは違ったサウンドが本番までどんな形になるのか楽しみでした。

2ヶ月の練習期間で感じたこと

まず、指導者側としては毎回の合奏をいかに効率よく進めていくかが鍵となります。

その中で、コンサートマスターをはじめそれぞれの係りの方やパートの方などとオンライン上で練習内容の確認や使用できる打楽器の確認、合奏録音の共有をする中でコミュニケーションを取る機会が自然に生まれたのが良かったです。

また、今回はじめてとなる対面合奏を取り入れてみました。

いつも木管楽器の背中を見て音を出す金管楽器と後にいる奏者を見る機会がない木管楽器が向き合う形で縁になり、打楽器やコントラバスも加わって指揮者が真ん中にくるというスタイル。

お互いの表情や音楽の感じ方を視覚的に捉えながら合わせていく練習です。

同じ動きをしているパートを耳だけでなく目で捉えることで自然と意識するようになるので、音楽に統一感が生まれてきます。

突然の提案にお付き合いいただいた皆さまありがとうございました。

他にも指導者としては毎回の録音を聴き返し自分自身の合奏の進め方を振り返る良い機会になりました。これはどの団体も同じですが、自分の合奏を聴くと言うのは自分自身とても勉強になります。

そんなこんなで最後の練習を終え、あとはお客さまをお迎えするだけ!

良い写真が撮れました。

さあ、いよいよ演奏会!

10月の半ばに練習がはじまったと思ったら、あっという間に演奏会。

演奏会当日はXで行徳昔話を交えたポストをしていました。

このアングルでうまく写真が撮れるようになりたいですね。

当日は、なんと600名を超えるお客様が会場に足を運んでくださいました。

そして、申し訳ないことに消防法の関係でホールにご案内することができずお帰りいただいた方もたくさんいらっしゃったことを聞きました。

せっかく足を運んでくださったのにごめんなさい、でもこれだけたくさんの方が市川ウインドを知りホールに出向いてくださったこと、心から感謝いたします。

ありがとうございました。

演奏会の幕開けにお届けしたのはJ.スウェアリンジェンのセンチュリア

吹奏楽を経験した人にとっては懐かしい名前なのではないでしょうか、スウェアリンジェンの作品は小中学生や高校生が演奏することが多いですが、大人になって改めて演奏することで再度これらの曲の魅力に出会うことができました。

たくさんの拍手に包まれて前半を終え、第二部はお待ちかねのポップスステージです。

と言うのも、市川ウインドは演出にめちゃくちゃ凝っているので楽しいんですね。

今回もクリスマスにちなんだプログラムが並び、二週間早く来てしまったサンタさんがコンサートを盛り上げてくれました。

会場が一つになるってこれだよなと感じる感覚。

これぞコンサートの醍醐味ですね。

クリスマスコンサートを終えて

市川ウインドオーケストラのクリスマスコンサート、正真正銘の満員御礼で幕を閉じました。

そして、2ヶ月の間一緒に過ごしたメンバーと「お疲れさまでした!」と乾杯できたのが何より嬉しかったです。

これは過去にも書きましたが、千葉県市川市は吹奏楽と出会い青春時代を過ごした思い出の街。

そんな市川で活動する吹奏楽団の皆さんとご一緒できたこと、とても嬉しく思いました。

また、最後にマイクを手にしたときにお話をしましたが、市川市では吹奏楽団やオーケストラ、小中高吹奏楽部などが盛んに活動しています。

ぜひ、また他の団体の演奏会にも足を運んでいただけたらと思います。

改めて、市川ウインドオーケストラのクリスマスコンサート2023ご来場ありがとうございました。

そして!市川ウインドの皆さん今回もありがとうございました。

また、今後の活動も応援しています!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

-日記