日記

音大卒業してフリーでやってきたいけど何をすれば良いの?SNSのタイムラインを眺めながらパッと思いついた4つのこと

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

クラシック音楽を中心にコントラバス奏者として活動するほか、中学高校の吹奏楽部やオーケストラ部、大学サークルでコントラバスの講師を務めたり、アマチュア楽団の指揮・指導にあたったり、茨城県にある取手聖徳女子高校の音楽科でコントラバスの講師を務めています。

SNSやブログではフリーランスの音楽家のキャリアの作り方、また活動の幅の広げ方などの発信しています。

音楽の世界にいると定期的に話題に上がるのが音大卒業後の進路について。

SNSを開いてみると、音大卒業後のキャリア形成についての過去の投稿が伸びていたので

https://twitter.com/igu_shin/status/1065913385550659585?s=61&t=_6jLmH2tozCxeGfzSoSJUA

頭の中にある考えをそのまま文字にして投稿してみました。

よく言われます。

どうやって生きてるの?

SNSの活用法とか、ビジネス力を身につけるノウハウ系の発信てとても勉強になるけど、もっと地味で泥臭くて、あんまり人に見せないようなことやってる人多いんじゃないかな。

確かに教えてくれない、けど教えた方が良い。

でも、教えてもらうのを待っているのはちょっと違う。

けっきょく、音大卒業してフリーでやってきたいけど何をすれば良いの?

SNSのタイムラインを眺めながら思いついた4つのことをまとめてみます。

自分が誰で何をやっているのかを知ってもらう機会を作る

音楽の仕事の多くは誰かからの紹介で生まれます。

オーディションでなければ、オーケストラの演奏会に出演するのに履歴書を送ったり面接を受けたりすることはほとんどないし、吹奏楽部のレッスンやアマチュア楽団のパート指導なども、学校や楽団のホームページで求人を出していることはなく、誰かの紹介や口コミがきっかけとなり依頼が来る。

となると、まずは自分が誰で何をやっているのかを知ってもらう機会を作る。


自分を知ってもらう機会をつくり方

これはとてもシンプルで自分が何者なのかを知ってもらうプラットフォームを作ること。

いわゆる、自分に興味を持ってくれた誰かが「井口って人は何をやってるの?」

って思った疑問を解決できる場所を作るということ。

場所はどこに?

というとインターネットとリアルの二つの場所に作る。


インターネットは空中戦

世界に向けて自分のことを発信できる

リアルは地上戦

足を使って人と会うことで認知が広がる


インターネットとリアルはこうしてて分けてみるとわかりやすい。

で、肝心の何を作るかという部分というとホームページ名刺のみ

これだけでOK。

これなら明日にでもできるし、行動力のある人はここまで読んでもう動きはじめると思う。

ホームページもいきなりお金をかけて立派なもの作らずスマホ一つで作れる無料のものでOK。

まずはお金をかけずに自分で自分のプラットフォームを生み出してみよう。

ホームページに載せたい4つのこと

ホームページができたら、4つの項目を載せてみる。

  • プロフィール
  • 自分の活動スタイル
  • レッスンの情報
  • お問い合わせフォーム

これでOK。

プロフィール

学内の演奏会で使ったものをコピペしても良いし、写真は誰かにおしゃれなアーティスト写真ではなくても、まずはスマホで撮ってもらったり演奏会の写真を使ったり。

まずは、今あるものを載せてみておく。

自分の活動スタイル

いま自分がやっていること、またどんな考えを持っているかを書いてみる。

ホームページにアクセスして来てくれた人に対して何を伝えたいかがわかると良し。

好きなクリエイターのページを真似してみたりしても良いし、自分が目指している音楽家の先輩のホームページを参考にしてもOK。

僕は学生の頃だったらどうだろう、レッスンに興味があったのでレッスンの情報は間違いなく書く。

次にお金はどうだろう?

学生の頃はお金に関して本当に何も知らなかったので交通費だけでOKです!とか書きそう。

もし、金額が決まっていたら堂々と書いたほうが依頼する側にも親切です。

まだわからなかったら卒業後はレッスン活動もしていくと書くだけでも良いと思います。

そして、忘れちゃいけないのがお問い合わせフォーム。

最後に自分に興味を持ってくれた人が連絡をするまでの導線設計、テストメールを送って届くかまでの確認も忘れずに。

名刺を作る

インターネット上にホームページがあると、自分を24時間365日休まず宣伝してくれます。

最初は、ほとんど見られないしアクセス数も増えないけど一切気にしなくてOK。

生まれたばかりのサイトなんて誰も知らないし、育てるという意識を持つことが大切。

そして、忘れちゃいけないのが名刺。

今、名刺を持ってなかったらすぐに作る準備をしてみる。

いつどこで誰から名刺を頂戴するかわからないし、その名刺交換が自分の活動の幅を広げてくれるきっかけになることもあります。

僕は大学1年生の頃、パソコンで作れる自作の名刺を作って持ち歩いてたけど相当珍しかった。

周りで名刺を持たない理由を聞いたらその多くが「自分にはまだ早い」という返答。

「じゃあ、名刺を持って良い基準って何かあるの?」と聞いてしまいそうになる。

名刺を持つのに早いも遅いもない。


名刺に何を載せる?

名刺は自分の名前と専攻楽器、それから簡単なプロフィールがあるとどこの人かとわかりやすい。

もしできたら、自分を表現する一言やキャッチコピーを考えて名刺に載せることでより自分が何者かが伝わりやすくなる。

僕の場合は、名刺の表に名前、肩書き、連絡先。

裏には経歴、常任指揮者を務める団体、キャリアを記載しこんな一言を添えている。

日々の活動の様子や演奏、レッスンの依頼についてはQRコードから、電話、メールまたは各SNS DMからもご相談承ります。連絡はお気軽に。

そしてInstagramとブログのQRコードを載せてすぐに飛べるようにしている。

一つ前の名刺は吹奏楽におけるコントラバスへの理解と発展を願ってと載せてブログのQRコードを貼っていました。

その方が自分のことを思い出したとき、すぐブログにアクセスできるような設計を考えています。

お世話になった方の連絡先リストを作る

これは音楽大学を卒業する前や何かの節目で実際にやっていたことです。

音大に入学するまで、それから在学中にお世話になった主科の先生、ソルフェージュやピアノを教えてくれた先生の連絡先ってすぐに出て来ますか?

卒業試験を終えて、卒業が確定し、卒業式を迎えたらお世話になった方々一人ずつに連絡をする。

電話でもメールでも手段はなんでも良い、卒業演奏会への出演が決まれば案内も忘れずに。

一つの節目にお世話になった方々への感謝と今後の抱負を述べる。

もしかしたら、そこから新しい道が広がっていくかもしれないし音楽の仕事は人と人との繋がりの先にあるので、こうした近況報告の機会は大切にしておくと良い。

一括送信で済ませてたらきっと生まれなかったご縁

以前メールアドレスを変更したとき、過去のメールを全て遡ってお世話になった人たち一人ずつに手紙を書くように近況報告や過去にエキストラでお世話になったお礼を書いて送ったことがありました。

そしたら出演依頼をいただいたり、また連絡を取り合うようになった人がいたりたのですが、これはきっと一括送信で済ませてたら生まれなかった縁だと思っています。

世の中が便利になればなるほど、ちょっと時間をかけた人と人との繋がりの価値がグッと上がる。

そんなことを感じた体験でした。

生き方を追いたくなる人を見つける

音楽の世界で師匠に惚れて弟子になって修行をするように、この人の生き方って憧れるなって人を見つけておきます。

大切なのは音楽の世界に留まらないことでどんな世界でもOK。

本を読んだり動画を見たりして、この人のこの部分を真似したいなって生き方を追いたくなるような人を見つけておく。

また自己啓発本を4〜5冊買って読んでみるのもオススメです。

僕は世の中の成功者と言われる人たちがどんな考え方を持っているのか気になり、またその行動を真似してみようと自己啓発本を買っては読み、その中で自分が参考にしたいと思った部分にチェックをして実生活に落とし込んでい来ました。

半年ほど取り入れていると無意識のうちに本に書かれてた思考が定着します。

もし、どんな本を買えば良いかわからないとなったらフリーランスとして何をやるか?が書かれた本を読んで、自分の活動に活かせそうな部分を真似するのはどうだろう。

天田幸宏さんの著書『個人事業主1年目の強化書』がオススメです。

まとめ

けっきょく、音大卒業してフリーでやってきたいけど何をすれば良いの?

まず、思い当たることを書いてみました。

自分が何者かを知ってもらうためのプラットフォームと名刺を作り、お世話になった方々の連絡先リストを作ったら好きな人の本を読んだり動画を見たりする習慣を付ける。

で、音楽そして楽器の練習に打ち込む。

音楽を仕事にするとしたら、まずはここまでを押さえておくのが良いと思います。


音楽家とお金の話

以前、YouTubeのバイオリンはじめちゃんねるに出演して、かな先生と音楽家とお金の話をテーマに対談形式でお話をしてきました。

フリーランスで活動する音楽家のギャラ交渉と金額設定のはなし

知りたいけど、ちょっと聞きにくい。

でも、みんなどうしてる?と気になるギャラ交渉(出演料・レッスン謝礼)と金額設定の話。

実体験に基づいたかなり踏み込んだことを書いているので一部有料です。

 

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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