日記

自分の先生は自分。楽器が上手くなりたかったら練習を録音する習慣をつけてみよう。

コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。

コントラバスを弾いたり、教えたり、部活動からアマチュアオーケストラ・吹奏楽団の指揮や指導をしたり、取手聖徳女子高校の音楽科でコントラバスの講師をしたりしています。

今日は久しぶりに音楽の話をしてみたいと思います。

ちょうど、吹奏楽部のミーティングでも話していた内容なのですが、自身も取り入れていたり、レッスンでメチャクチャおすすめしている、楽器が上手くなりたかったら、録音する習慣をつけると良いよねというお話です。

自分の練習を録音してみよう

これまでコントラバスを弾いてきて、ここで大きく変わったという時期がいくつかあるのですが、その中でも記憶に残っているのは2011〜2012年です。

この時期に何をやっていたかというと、レッスンを録音し聴き返してはノートにまとめ、さらに自分の練習の様子を録音し、またこれもノートに書いていました。

いつしか、それが習慣になっていったのですが、楽器を弾くだけでなく音楽を教える側にも立つようになって改めて自分の演奏を録音して聴く大切さを感じています。

録音をして気づくこと

自分の演奏を録音すると、演奏しているときには気づかなかった癖に気がつくことがあります。

また、自分が描いているように演奏できていなかったり、逆にちょっと苦手だと思っていた場所が案外うまく弾けてたりと、いろいろな気づきがあります。

そうした気づきをメモするなり、ノートに書いていくなどして自分の練習ポイントを絞っていくことで練習効率も上がると同時に、何度も自分の音を聴き直す中で演奏中に改善すべきところに意識がいくようになります。

自分の練習を録音したことがないという人は、ぜひ録音をしてみてください。

自分の先生は自分

自分の演奏を録音して、自分の耳で聴いて良かったところ、改善が必要なところを見つけていく。

改善が必要なところは何が原因なのか、何をすれば良いのか?

自分が自分にレッスンをするように、振り返りを積み重ねた先に楽器の上達があります。

自分の練習を録音するのに、特別な機材や機械は必要ありません。

スマートフォンタブレットのボイスメモで十分です。

また、長い時間録音する必要もなく1フレーズとか数小節など短い時間でOKです。

弾いて録って、聴き返して練習してまた録ってみる。

とくに、吹奏楽部の中高生はタブレットが支給されている学校もあると思うので、ぜひ日々の練習で録音をする習慣をつけてみてください。

自分の先生は自分という考えが身につくと、後輩指導のときにも役に立ちます。

それでは、また!

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イグチシンノスケ

千葉県出身。 船橋市立葛飾中学校管弦楽部にてコントラバスと出会う。 千葉県立市川西高等学校吹奏楽部を経て洗足学園音楽大学へ入学。 2022年春学期東京音楽大学指揮研修講座修了。 在学中より「吹奏楽部におけるコントラバスの現状」に着目し、多くの講習会に講師として参加。大学卒業後はフリーランスのコントラバス奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽をはじめ楽器製作ワークショップやレコーディングなど多方面での演奏活動をする傍ら、吹奏楽指導者・アマチュアオーケストラのトレーナーとしても活動しており、中でも吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れている。 これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事。指揮法を川本統脩、三河正典各氏に師事。よこはま月曜吹奏楽団指揮者。初心者と子どものためのオーケストラpìccolo音楽監督。板橋区演奏家協会理事。取手聖徳女子高等学校音楽科非常勤講師。

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