コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
今日は、ここ数年自分が力を入れていることについて書いてみようと思います。
それは、発信力を内側に活かすということ。
SNSが日常生活の一部になるレベルに浸透し、誰もが自由に発信できるようになった今、いわゆる発信というのは外向けにされることが多いです。
まだ、自分のことを知らない人たちに向け自分の存在を知ってもらう、認知してもらうための発信というのも外に向けた発信ですね。
SNSを開けば、お祭りの屋台のようにたくさんのアカウントが並び、それぞれの持ち味を発信しています。そして興味があれば立ち止まり(フォロー)をし、不要になったら去っていく。
インターネットの世界ではこの流れがずっと繰り返されています。
外に向けた発信で"発信力"を身につける
今から何年か前に遡ると、ブログを書けばブロガーと揶揄され、YouTubeをはじめたらYouTuberと陰で言われる時代がありました。いつだって世間一般的に認知されていない、知られていないことをやってみると外野からいろんな声が届くものです。
そして、それらが活動の幅を広げてくれることが知られ、少しずつ同じことをやる人が増え、批判的な声も減り安心安全が確認されると一気に広まります。
その頃には多くの人が同じことをやっているので、珍しさは減りその他大勢に埋もれてしまう可能性もありますが、コツコツと続けていると身につくのが発信力です。
そして、現代において発信力は財産だと思っています。
"発信力"を内側に活かす
コツコツと発信をつけてたら身につくのが発信力。Twitterの140文字という制限の中で伝えたいことをまとめる力、ブログを書く中で養われる文章力などなど、発信をしていると自分なりの発信力と継続力が身についてきます。
そして、この
- 発信力
- 継続力
を、内側で活かすという視点を持つことが大切だと考えています。
メールマガジン、フィードバック、メッセージなど思いを言葉に乗せて届ける
フォロワーの数、バズった経験、拡散力、いいねの数やインプレッション数など外に向けて発信をすると同時にいろんなものが目に留まります。
つい他人と比較してしまったり、思った以上に伸びない数字に感情を左右されたり。でも、そんなSNSもあって良いんです。良いんですが、内側に向けて発信をしてみると、そこにはフォロワーの数、バズった経験、拡散力、いいねの数やインプレッション数なんて関係ない、距離の近い顔の知れた仲間たちにダイレクトに思いが届く世界があります。
- 吹奏楽部の生徒たちに向けた練習フィードバック
- 吹奏楽コンクール前の応援メッセージ
- レッスンの生徒さんに向けたワンポイントメモ
- 指導に関わる楽団のメンバーに向け、演奏会前に送るメッセージ
- LINE公式アカウントのメールマガジン
- オンラインコミュニティの定期的な記事
上記は僕が実際にやっていることで、確実にメッセージが届くので率直な感想がもらえたり、メッセー位を投げかけたことでチームの結束力が高まったようなこともありました。
発信力を自分なりに活かそう
実はこれらって書こうと思って書けるものでもなく、SNSで継続的な発信をしている中で育った発信力があるからこそできることだったりします。
ブログだって継続的なSNSでの発信だって、なかなか続くものではありません。
毎日更新なんて狂気の沙汰です。
そんなことないと思う人もいるかもしれませんが、ほんとに継続して発信している人って少ないしすごいことなんですよね。
なので、もし発信を外側に向けるという面で捉えている人がいたら、ぜひ発信力を内側に活かすという視点を持ってみること、おすすめです。