コントラバス奏者、吹奏楽指導者、指揮者の井口信之輔です。
コントラバスを弾いたり教えたり、吹奏楽部やアマチュアオーケストラの指揮・指導をしたり、高校音楽科でコントラバスの講師をしたりしています。
さて、noteでフリーランス音楽家サバイバル論というマガジンをスタートさせました。記事はブログとnoteで更新し、踏み込んだ話は有料で販売します。
今日は、音楽で食べていくことを夢見て音大卒業1年目にやったこと。というところを書いていこうと思います。
この部分は現代の日本では失笑されたり揶揄されたりすることも多いところだと思います。
でも、個人の名前と腕で仕事をしていくとなると、とっても大事な部分だと考えています。
音大卒業1年目にやったこと
4年間、学内で目立つことはあったけど人前でソロを弾くことに恐怖を覚え、ソロの舞台にたてば失敗続き、卒業試験は4年間で一番低い点数を叩き出し、それほどでもない成績で音楽大学を卒業した後、プロの音楽家になって音楽で食べていくことを夢見て音大卒業1年目にとにかくやっていたことがありました。
それは、読書です。
読書といっても、音楽に関する本ではなくて自己啓発書。
いわゆるビジネス書や自己啓発書、成功の法則や著名人の成功論など、いわゆる世間で意識高い系と呼ばれるような本を読み漁っていました。
自己啓発書を読み漁ろう
まず、世の中の成功者と言われる人の頭の中を覗いてみようと、ひたすら自己啓発書を読んでいました。とりあえず、古本屋へ行って安く売られている本、書店にも足を運び興味を持ったものをとにかく買って読んでみる。
卒業して1年目の一番はじめに手に取ったのはこの本でした。
当時、コントラバスの師匠であった菅野明彦先生が、1年生には2年生のつもりで、2年生には3年生のつもりで、3年生には4年生の、4年生には卒業生に教えるつもりでレッスンをするんだと言っていたのが心に残り、当時23歳くらいだった僕は25歳からのルールという本を手にしました。
自己啓発書を読み漁る中で見えてきたもの
自己啓発書を読み漁っていると、見えてくるものがあります。
それは、だいたい言っていることは似ているかほぼ同じというところ。
で、大事なのはこの次でそれをどう捉えるかで、捉え方次第でその後が変わってくると思います。
「自己啓発書なんて、書いてあること同じゃん」
で済ませてしまうか、
「書いてあることが同じなら、まずはそれを試してみよう」
と捉えるか。
上記の二択だったら後者の方が自身の活動に書かれていることを活かせますよね。
まずは、自己啓発書や成功法則みたいな本を読み漁り、そこに書かれている共通点を自分の生活に取り入れることにしてみました。
振り返ってみると、この時の出来事が今の自分の土台を作っているように思います。
意識くらい高い方がいいよね
結局、夢を持って大学を出たけど具体的に何をすれば良いかわからないと早々に壁にぶち当たって取った行動が自己啓発書を読み漁るでした。
インターネット上では意識高い系というような言葉も見られますが、個人の名前と腕で仕事をしていくなら尚更、意識くらいは高い方がいいんじゃないかなと思います。
ただ、意識高い系と意識高い人は違うと思うので、必要以上に本で学んだ小難しいカタカナを多用したり自慢話だったり己の努力の過剰なアピールに走りすぎなければ良いと思います。
おわりに
個人的に自己啓発書を読み漁る期間を作るのは、メチャクチャおすすめです。
結局、人生が変わるとか明日から行動できるとかこれであなたも成功者というのは誘い文句の一つであり、本を読んで人生が逆転するならお金持ちがたくさんいます。
でも、こうした本て捉え方次第では本当にキャリアに活かせるので
- 共通点を探して真似してみる
- 一冊の本の一つでも心に響くフレーズがあればOK
- 生き方を真似したい人の本に出会ったら勝手に師匠にする
感じで読んでみるのがおすすめです。
さて、本屋さんに行って一冊買って読んでみてください。